1980年1月14日生まれ。愛知県名古屋市出身。98年ドラマ『せつない』で俳優デビューを果たす。2001年映画『ウォーターボーイズ』に出演し、03年の連続テレビ小説『こころ』で注目される。ドラマ『氷壁』『のだめカンタービレ』(共に06年)で人気は不動のものに。他の出演作にドラマ『砂の器』(11年)、『極主夫道』(20年)、映画『ROCKERS』(03年)など多数。2023年の7月28日には映画『キングダム 運命の炎』(23年)が公開。
『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』玉木宏インタビュー
夢中になっている子どもの姿に癒やされ、目尻が下がりっぱなし!
パパ友からも羨ましがられて鼻高々に
“赤ちゃんが泣き止む”と話題の民放初の0〜2歳児向け番組『シナぷしゅ』を映画化した、『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』が5月19日に公開される。
本作で主人公の“ぷしゅぷしゅ”のもとに現れた新キャラクター“にゅう”の声を担当したのは玉木宏。自身の子どもと共に家族ぐるみで『シナぷしゅ』のファンだという玉木が、その魅力や声優としての苦労について語ってくれた。
・玉木宏「大忙しだな、とそういう親心で見ています」なにわ男子・大西流星のスター街道見守る
玉木:もともとテレビ番組の『シナぷしゅ』をいつも子どもと一緒に見ていたんです。インタビューでも『シナぷしゅ』が好きだと話したことがあって、それがきっかけでプロデューサーの飯田さんとお手紙でやりとりさせたもらったことがあったんです。そのときに声だけでもいいからいつか参加できたら嬉しいとお伝えしました。
玉木:そうなんです。子どもが生まれて親となって、子どもが好きな作品に出演したいという気持ちが出てきたんです。
玉木:本当に嬉しかったです。いわゆるパパ友からも羨ましがられて鼻高々になりました(笑)。周りもみんな見ている番組です。
玉木:いろんなコーナーがあってバラエティに富んでいて、子どもの年齢が上がると、今まで反応しなかったことに反応するようになったり、幅広い年齢の子どもが楽しめるところです。
玉木:いや、本当にかわいらしくて癒されます。今回の映画も一足先に家族で見させてもらったんですけど、内容に夢中になって、僕が声を担当していることは気づいてくれませんでした。
玉木:「にゅう」というセリフだけですべての感情を表現しなければいけないので、難しい面もありました。声については家族に聞いてもらったりもしたんですが、どうにも正解がわからなくて。監督とさぐりながら作っていきましたが、常にぷしゅぷしゅに寄り添う気持ちで演じていました。
玉木:非常に勉強になりましたね。実は彩楓ちゃんとはまだお会いしたことがなく、先に声を入れてもらってから僕がレコーディングしたんですが、感覚が素晴らしいと思いました。僕はどうしても頭でっかちに理屈で考えてしまったりするんですが、感覚で演じることの大切さを改めて感じました。
玉木:どのシーンというより、ぷしゅぷしゅのほっぺがなくなってからコーナーをまたいでつながっていくところが面白いです。
玉木:監督のお子さんが大事にしているタオルがあってヒントにされたそうです。どの子どもにも大事にしているものはあるので、そんな風に側において欲しいという思いも込められています。
親になってようやく“親の大変さ”を実感
玉木:昔のことで覚えていないし、残ってもいないんです。自分の子どもには何か残しておいてあげたいと思います。僕が好きだった番組はアニメですね。「東映まんがまつり」を見に行ったり、『ドラえもん』も大好きでした。
玉木:どこでもドアですね。通学路が子どもの足で30分以上かかったので、毎日どこでもドアが欲しいと思っていました。
玉木:近所の方が挨拶してくれても挨拶を返さないし、目も合わせないような大人に対しては内向的な子どもでした。でも、友だちの家に入り浸って、親には怒られてばかりいました。決して育てやすい子どもではなかったと思います。
玉木:自分が親にならないと気づかなかったですね。うちの両親も共働きでしたし、毎日大変なことをしていたんだな、と思います。
玉木:子どもが泣いたらどうしようと思って、ブレーキをかけてしまうことがあると思います。この作品は何も気にせず、ぜひお子さんに映画館デビューさせて欲しいです。
玉木:入場者プレゼントとしてタンバリンが数量限定で小学生以下のお子さんに配布されます。音が鳴るものを配布するので、もちろん音を出していいんです。笑ってもいいし泣いてもいい、どんなスタイルでもOKなのでリラックスして楽しんで欲しいです。僕も絶対に子どもを劇場に連れて行って映画館デビューさせようと思ってます。
玉木:子どもと一緒になって同じものに夢中になる時間はとっても大事なものだと思います。ぜひ親子で一緒に楽しんで欲しいです。
(text:牧島史佳/photo:泉山美代子)
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