1993年8月4日生まれ、愛媛県出身。2012年11月、GENERATIONSのパフォーマーとしてメジャーデビュー。2014年4月にEXILEに加入。GENERATIONSのリーダーも務め、EXILE/PKCZRと兼任しながら活動。主な出演作には、ドラマ『小説王』(19年)、『M 愛すべき人がいて』(20年)、『泣くな研修医』(21年)、映画『ひるなかの流星』(17年)、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(20年)、『10万分の1』(20年)など。21年にはForbes JAPANが選出する、世界に多大な影響を与える30歳未満の30人「30 UNDER 30 JAPAN 2021」を受賞。さらに近年では楽曲制作も手掛けており、楽曲提供するなどマルチに活動の場を拡げている。
ホラー好きにも刺さる映画に/白濱
Jホラーの一時代をけん引した『呪怨』や、近年では『犬鳴村』をはじめとする<恐怖の村>シリーズを大ヒットさせた清水崇監督の原点回帰にして、Jホラーの神髄を高らかに謳いあげた最新作『ミンナのウタ』が8月11日より全国公開される。
謎の少女が奏でる“呪いのメロディー”が巻き起こす、恐怖の連鎖を描き出した本作に出演するのは、昨年デビュー10周年という節目の年を迎えたダンス&ボーカルグループ GENERATIONSのメンバーたち。実際に“本人の役”を演じた彼らが、恐怖の連鎖に取り込まれていくというメタ構造の物語により、ユニークな映画体験が繰り広げられるホラー作品となっている。そこで今回はGENERATIONSを代表して、白濱亜嵐、小森隼、佐野玲於の3名にインタビューを敢行。ホラー作品を体験して感じたこと、そして10周年に対する思いなどを聞いた。
・[動画]GENERATIONS白濱亜嵐はホラー好き、小森隼と佐野玲於は…/映画『ミンナのウタ』インタビュー
白濱:このお話をいただいた時は、本人役で、しかも清水監督が手がけるホラー作品と聞いて、「どうなるのかな」と、みんなの頭の中にクエスチョンマークが浮かんでたんですけど、でも企画を詰めていく中で、すごく面白そうな予感がしてきましたし、GENERATIONSとしても、全員が出演するホラー映画というのは新しいチャレンジだなというのがあったので。今になってみるとやってよかったなと思いますし、実際の作品が本当に怖かったんで。ホラー好きの方にも刺さるような映画になったなと思います。
小森:LDHの中でもGENERATIONSというのは、グループ単位でエンタテインメントの掛け合わせをするところが得意なチームでもありますし、そこが強みだと思うので。また一つ自分たちの強みにチャレンジできたな、という思いもあります。今年は10周年イヤーというところもあるので、今までできなかったこと、想像できなかったことにチャレンジする大きなきっかけにもなりましたし、これが公開されて、皆さんの手元にどういった形で届くんだろう、というワクワク感もあります。
佐野:こうやって全員が出演する映画というのは、10周年の機会だからこそできたのかなと思いますし、こういう機会に恵まれたのも、自分たちの10年の活動があったからこそだと思うので。自分たちもすごく前向きにやってみたいなという思いがあったのと、あとはクリエイターとして世界に出ている清水監督との掛け合わせということにも興味があったというか。おもしろい化学反応になればいいなと思ったので、一緒にやらせていただいてうれしかったですね。
・GENERATIONSが『ミンナのウタ』完成披露試写会に登壇! 白濱亜嵐「撮影中にメンディー君がおかしくなりました」
白濱:違和感はなかったですね。でも(小森)隼のああいうお芝居はすごく新鮮だった気はしますね。今までは『HiGH&LOW』くらいだっけ?
小森:そうですね。あと『CINEMA FIGHTERS project』(LDHアーティストの楽曲を気鋭の映画監督が手がける短編映画のオムニバス)のお仕事はさせていただきました。
白濱:(佐野)玲於や(片寄)涼太がお芝居をするのはよく見ていたんですが、隼がお芝居をしている姿を見るのは新鮮でしたね。でもそこは違和感なく見ることができたので、そういう意味ではみんなの見せ方が上手になっているというか。表現力が上がっているなというのは感じましたね。
小森:僕はリハーサルの時に勝手にいなくなってしまう設定だったので、みんなの芝居は本編で初めて見たんですよ。だから撮影では(白濱)亜嵐くんと、メンさん(関口メンディー)くらいしか会ってなかった。ただやはり俳優をやっているメンバーの演技は、映画やドラマを通じて観てきたので、そこは安心感がありましたし、そこに参加してる自分の姿を見るのはすごく不思議な感じでしたね。
佐野:今回、本人役ということで。そこをいかに忠実にやるかみたいなところがテーマでもあったんで。フラットな自分たちの中に、すごく非現実的なことが混ざることによって動かされるというか、かき乱されるという感じの作品だと思うんで。本人としては割と自然に見ることができるという感じはありましたね。
・[動画]一度聴いたら伝染する呪いのメロディー。清水崇監督最新作『ミンナのウタ』特報
ホラーは不得意。亜嵐くんの家で見た時に怖くて帰れなかった/小森
白濱:うれしかったですね。それこそ清水監督の作品はこれまでも見てきたんで。どうなるんだろうなという楽しみがありました。最初は清水監督がやってきた「村」シリーズや、「島」シリーズのように、GENERATIONSのメンバーがどこかの村や島に行くことになるのかなと思っていたんですけど、今回の『ミンナのウタ』は別物でしたね。「ザ・Jホラー」というか、貞子や伽椰子に連なるホラーヒロインの“さな”が出てきますし。台本を読んだときから、これはめちゃくちゃ怖いんじゃないかというのを感じていたんで。とにかく楽しみでしたね。
白濱:最近のホラーにはなかった、原点回帰という感覚がありましたね。ちゃんとためてためて……、来ない……、と思ったらいきなり来る!というような。ああいう王道の驚かせ方って、意外と最近のホラー映画はほとんどやってなかったな、という印象があったんで。日本のジトッとした感じもありますし、やはり日本の風景ってホラーに合うな、というのも感じましたね。
小森:実は僕はホラーは得意ではないんですよ。それこそ昔、亜嵐くんの家でホラーを見た時に、怖くて帰れなかったということもありました。
白濱:あったね、『REC/レック』ね。
小森:あれは本当に怖かったですね。なのでジャンルとしては得意ではないです。
小森:本当に僕からいなくなるんだなと思いました(笑)。
白濱:ストーリーの始まりだったもんね。
小森:僕がいなくなってから、みんなが何をしてたかというのは、台本でしか知らなかったので。それが画になって見たときに、こんなことになるのかみたいな(笑)。そういうワクワク感はすごいありましたね。
デビュー以来、とてつもなくめまぐるしい日々だった/佐野
佐野:そうなんです。ホラー映画は苦手で。特に急に驚かせるような作品が苦手です。逆に幽霊は見られるんですよ。だから肝試しとかは大丈夫なんですけど、映像で見せる作品が苦手で。映像って音も印象的だし、あおり感とかも本当によくできているじゃないですか。特に映画館で見ると、躍動感もそこについてくるんで、より一層、苦手ですね。
白濱:本当にあっという間でしたね。もう10年たったの?というか、気付けば自分も今年30歳。それこそ19歳の時にデビューして、あのときと同じような感覚のままやってるんで。中身は変わってないのに環境が変わったな、というのをすごく実感しています。でもその中で成長できていると思うので、そこはすごくいいなと思うんですけど。でもまだまだ10年ですし、まだまだ30歳なので。まだまだ伸びしろというか、やれることはあるんじゃないかなとは思っています。
小森:今から振り返ると、10年ってものすごく早かったなと思うんですけど、デビュー当時は10年先って相当長いんだろうなと思っていました。自分としてはこの10年で本当にいろいろな経験をさせていただいたという実感があるので。おそらくここから先の10年も、今は長いなと思っていても、きっと10年後の自分にとっては、あっという間だと感じるんじゃないかなと思っています。
佐野:やっぱり10年って早いですよ。まだ27なんですけど、あれ、いつデビューしたんだっけ、みたいな感じにはなりますから。10代ではなかなか体験できないような経験をさせていただきましたし、20代の前半なんかは、とてつもなくめまぐるしい日々だったと思います。相当いろんな経験させてもらっているなというのは、やはりそれだけ恐縮された時間だったんだろうな、という気はしています。
・[動画]GENERATIONSいっせいに悲鳴!恐怖の少女「さな」が乱入/『ミンナのウタ』完成披露試写会
(text:壬生智裕/photo:泉山美代子)
(ヘアメイク:米持冬花〈JYUNESU〉/スタイリスト:葛西‟ジャンボ”克哉)
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