1971年1月7日生まれ。カリフォルニア州出身。俳優として活躍する傍ら、ミュージシャンとしても活動。若い頃からテレビや映画に出演し、『ハート・ロッカー』(08年)でブレイク。『ザ・タウン』(10年)ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11年)ではトム・クルーズと共演、『アベンジャーズ』(12年)では弓の名手ホークアイを演じている。その他の出演作は『スタンドアップ』(05年)、『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07年)など。
『ボーン・アイデンティティー』(02年)、『ボーン・スプレマシー』(04年)、『ボーン・アルティメイタム』(07年)のシリーズ3部作。世界中で大ヒットしたこのアクションエンターテインメントと同時期に進行していた別の物語に焦点をあてたのが、9月28日より公開される『ボーン・レガシー』だ。
『ボーン』シリーズのスタッフが再結集し、さらに巨大な陰謀がひときわ壮大なスケールで明かされていく。
主人公は、最強の暗殺者アーロン・クロス。高度な遺伝子操作と人格改造でとてつもない能力を身につけた男を演じたのはジェレミー・レナー。『ハート・ロッカー』(08年)、『アベンジャーズ』(12年)などの話題作に次々と出演するレナーに話を聞いた。
レナー:『Hansel and Gretel: Witch Hunters(原題)』という映画をドイツで撮影していたとき、わざわざそこまで来た人がいたんだ。彼は1冊の脚本を僕に渡し、「この映画が終わったら電話してくれないか」って。で、脚本を読んだんだけど、すごく気に入って「これを断ったらバカだよな」と思ったんだ。
レナー:もし(『ボーン』シリーズの主人公)ジェイソン・ボーンを演じろと言われたら、そういう不安も出てきただろうね。でもそうじゃないから、スンナリという感じだった。
レナー:彼は本質的には組織のなかにいたいと願っている。ジェイソン・ボーンとは正反対の人間だ。ボーンは、自分が一体何者なのかをひたすら見つけ出そうとしたけれど、アーロンは自分が何者なのかはちゃんと分かっていて、自分が何をしたいのかも分かっているんだ。
レナー:まず、あのバイクに慣れることから始めたんだ。あれはオンロードもオフロードもこなせるバイクで、街を走るストリートバイクとは乗り方が違う。しかも、後ろに誰かを乗せて走ることにも慣れないといけなかった。1人で走るなら多少のリスクも仕方ないけど、誰かと一緒となると責任があるからね。それに、手慣れたところを見せないといけないし、とにかくあのバイクに慣れておく必要があった。だから、マニラに着くなり、数人のバイク軍団と一緒に駐車場でバイクを乗り回す練習をしてたんだ。
レナー:そっちのほうはあまり強くない。小学校2年のとき以来、一度もケンカはしていないし、これからも同じ調子でいきたいと思っている。
レナー:旅行のときは本当に身軽で、食事も最低限という程度だよ。僕の最低限というのは、まるで洞窟で生活していた原始人みたいなんだ。それから音楽については(iPodなどの)プレイリストを1つか2つ持って行くだけだ。ちょっとエネルギーを補充したいようなときのためにね。朝、エクササイズするときはずっとヘッドフォンを着けっぱなしなんだ。
レナー:僕ほど運の良い奴はいないと思っているよ。仕事ができるだけでも素晴らしいのに、それを多くの人に見てもらえるのはもっと嬉しいよ。そりゃあ、なんとも言えない気分だよ。
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