1955年生まれ、ドイツ出身。57年に渡米、ニュージャージー州に移住する。テレビシリーズ『こちらブルームーン探偵社』(85〜89年)で注目を集め、87年に『ブラインド・デート』で映画デビュー。大ヒット作『ダイ・ハード』(88年)でブレイクし、続編の『ダイ・ハード2』(90年)、『ダイ・ハード3』(95年)、『ダイ・ハード4.0』(07年)にも出演、すべて大ヒットしている。私生活では87年に女優のデミ・ムーアと結婚し3人の娘をもうけるも離婚。09年にエマ・ヘミングと再婚し12年に娘が生まれている。主な出演作は『パルプ・フィクション』(94年)、『フィフス・エレメント』(97年)、『アルマゲドン』(98年)、『シックス・センス』(99年)、『エクスペンダブルズ』(10年)、『エクスペンダブル2』(12年)など
『ダイ・ハード』シリーズをはじめ、『アルマゲドン』(98年)や『シックス・センス』(99年)など数々の記録的ヒット作に出演してきたハリウッドスター、ブルース・ウィリス。彼が主演した『LOOPER/ルーパー』が1月12日より公開した。
これまでにない発想で作られた本作は、時空を超えた暗殺者の姿を描いたタイムトラベルアクション。未来から送られてくる“標的”を始末する任務を負った暗殺者ジョーが、新たな標的として“未来の自分”と相対峙するところから物語は展開し、驚きの結末へと走り始める。
ウィリスが演じるのは主人公の30年後の姿。現在の自分と“未来の自分”との戦いを演じたウィリスに、映画の見どころなどを語ってもらった。
ウィリス:脚本を読んだその日に出たいと返事したよ。それほど面白くできの良い脚本だった。SFで脚本がいいものにはなかなかお目にかかれないからね。いい脚本が映像化されれば、いい映画になる。実際、SFの脚本は大変だ。今まで何本かSFものをやったことがあるが、それらと比べてもこの作品はかなり優れてる。飛び抜けて素晴らしい脚本だと思うね。
ウィリス:いつも同じ理由とは限らないけれど、興味が持てるかどうかを大事にしている。常に、物語の新しい切り口を探しているんだ。同じことばかりやっていたら、飽きられてしまうからね。
ウィリス:とても良い役者だと思うよ。仕事ぶりが素晴らしいく、好感が持てるね。誰かが自分の役の若い頃を演じているのを見るのはヘンな気分だったけど、彼は僕の話し方を上手く捉えてくれていたよ。
ウィリス:今回、気持ちよく仕事ができたのはライアンのおかげだよ。脚本はさっき褒めた通りだけど、彼は監督業でも力量を発揮して、作品全体の優秀なガイドだった。俳優は、撮影中は映画の完成形が分からない。いろいろな場面を演じることになるけれど、それがどんな形にまとまるのか分からないんだ。自分が思ったより規模が大きく情緒にあふれ感動的になったり、驚くべき結果になるんだ。その点でもライアンは、僕やジョセフの役回りについて、常に意図が明確でやりやすかったよ。
ウィリス:単なるSFアクションではなく、感情に訴える作品だ、よくあるタイプのSF映画とはまったく違うよ。物語の根底を貫くのはラブストーリーだ。だからこそ多くの人の共感を呼ぶんだ。
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