1963年4月26日生まれ、中国北京市出身。11歳で武術太極拳の中国チャンピオンとなり、82年に『少林寺』で映画デビュー。ツイ・ハーク監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ(91年、92年、93年、97年)で人気スターの地位を確立。メル・ギブソン主演作『リーサル・ウェポン4』(98年)でハリウッドに進出しアジアを代表するアクションスターに。主な出演作は『HERO』(02年)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(08年)、『エクスペンダブルズ』(10年)、『エクスペンダブルズ2』(12年)など。
秘宝探しのアドベンチャーにロマンス、友情、サスペンスと盛りだくさんなエンターテインメント『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』。巨匠ツイ・ハーク監督とジェット・リーが組み、中国で大ヒットした3D作品だ。
弾圧や不正が横行する明の時代を舞台に、砂漠の下に眠る幻の財宝都市をめぐる大冒険が展開するこの映画で見事なアクションを披露している主演のリーに、映画について語ってもらった。
リー:本作は1992年にツイ・ハーク監督が製作・脚本を担当した『ドラゴン・イン』の3年後に起きた出来事を描いているのですが、3D映画化したことで、武侠映画を最高の境地に昇華させることができました。私がこれまでに出演してきた武侠映画のなかでアクションは最も突出しているし、CG効果も完璧。出演したことを誇りに感じています。
リー:監督と初めて会ったのは30年前。『少林寺』(82年)のチャン・シン・イェン監督に紹介されたんです。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』(91年)で初めてハーク監督の作品に出演したのですが、監督とはすぐに意気投合し、以降、多くの作品に出演してきました。彼の武侠映画への情熱とチャレンジ精神には敬服しています。
今回は久しぶりに再タッグを組んだのですが、互いを理解するのに多くの言葉は必要ありませんでした。彼とは何度も仕事をしているので、彼の考えはよく分かっています。現場では以心伝心というか、「あうん」の呼吸ですね。
リー:極寒の砂漠での撮影だったので、現場はとても大変でした。ジョウ・シュン、チェン・クン、グイ・ルンメイ、リー・ユーチュン、メイヴィス・ファンとは初めて共演したのですが、撮影を通じてまるで兄弟姉妹のように仲良くなり、非公式の「龍門同学会」を結成したくらいです。
リー:様々な恩を感じています。武術と映画は私の人生を豊かにしてくれ、おかげで私は世界各地を回ることができました。今後はより多くの時間を「China Jet Li The One Foundation(ワン基金)」(リーが05年に中国を拠点に設立した地球に暮らす家族の為の基金)の発展ために費やしたいと思っています。
リー:この映画は中国語映画初の3D IMAX武侠映画です。武侠映画のファン、ツイ・ハーク監督のファン、そしてジェット・リーのファンは絶対見逃さないでください。
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