1990年9月18日生まれ愛知県出身。2011年に俳優デビュー。映画やドラマ、舞台などに幅広く活躍中。近年の主な出演映画作に、『ストロボ・エッジ』(15年)、『ふきげんな過去』(16年)、『HiGH&LOW THE MOVIE』(16年)、『青空エール』(16年)、『闇金ウシジマくん Part3』(16年)など。舞台「宮本武蔵(完全版)」(16年)にも主演。その他、映画『闇金ドッグス5』(17年)、『破裏拳ポリマー』(17年)、『あゝ、荒野』(17年)など。
裏社会を舞台に、お金にまつわるダークな人間模様を描いた『闇金ドッグス』シリーズ。その続編最新作『闇金ドッグス4』と『5』がこの冬に連続公開される。
12月10日から公開中の『4』に主演するのは、『青空エール』『闇金ウシジマくんPart3』などにも出演する若手俳優・山田裕貴。元ヤクザの闇金業者・安藤忠臣を演じている。
冷徹な主人公役を通じてお金の怖さや人の悲しさを描く本作について、山田に語ってもらった。
山田:正直なところ、2作3作も出来ると思ってなかったんです。だからその時点で本当にやれるんだ!とビックリして。でも4作5作となるにあたって、本当の意味で“ずっと続けたい”と思うようになりました。
『4』では(主人公の)安藤忠臣の過去が出てきますが、今まで『闇金ドッグス』では、そういう過去の描写はなかったんですよね。それが今回、安藤が尊敬していた伝説的ヤクザ・豊田のアニキ(升毅)が出てきて、本当の意味で新しい忠臣の一面が見られると思いましたね。今の忠臣がどういう風に昔のアニキに接していくかも含めて。まさかアニキが金を借りにくるとは思ってないので、そのときの衝撃とか。ただ、表現しすぎずにやろうと思いました。
山田:升さんとは2度目のお仕事ですが、普段とても気さくな方なんです。ご本人も、強面だから怖いって言われるんだけど、全然そんなことないんだよねっておっしゃってました。すごく冗談もいうし、現場を和ませてくださるので、すごく楽しかったですし、一緒意にお芝居することで、長く俳優業を続けられている理由を肌で感じました。役の中で言葉がちゃんと重みを持って返ってくるので、自分も本当の会話ができた。やっていて楽しかったですね。
山田:一緒のシーンがかなり少なかったので、現場では話す機会がほとんどなかったんですけど。前に知り合いの舞台を観に行ったときに、帰りに舞台のメンバーの方たちとごはんを食べに行って、そこにユウさんもいたんです。僕も、僕の知り合いも、ユウさんも同じ年で、そこでいろいろ話したので、面識はありました。すごくまじめな方で、一見、大胆そうに見えるけど、かなり繊細な方だと思いますね。もうちょっと時間があれば、いろんな話ができたかなと思います。
山田:そこに関しては変わらないですね。むしろ対、人のほうが影響を受けているかもしれません。『闇金ドッグス』において大切にしているのはそこだし、僕がずっと思っていることを忠臣が言ってくれている感覚があるんですよ。「男も女も関係ねえ、客は客だ」とか。僕も人は人、どれだけ偉かろうが同じ人間だからと思うタイプですし。「金借りるときは感謝して、返せなくなると逆切れする。どっちが鬼だろうな」って。これは『5』のセリフですけど、それもすごく分かります。確かにお金がないと生きていけないけれど、もっと大事なものがあるでしょって、僕は思います。
山田:忠臣と司としているときのほうが多いんですよね。このシーンのここはどうするかとか、そういう話はするんですけど。そういえば、撮影がちょっと早めに終わったときに、バスの時間を待つ間に一杯だけ飲みに行って、これからどうしていきたいかみたいな話を一緒にしましたね。
ふたりでこのシリーズをどうしていったらいいか。ほかの現場で頑張って『闇金ドッグス』に還元するのもそうだし、広めるためにも、このシリーズを1作1作、続けていくのが大事だよねみたいな話をしましたね。
山田:自分と向き合うっていうことをちゃんとできるようになってきたのが、この20代後半なのかなと思います。人のせいではなくて、なんでも自分のせいだと考えるようにしています。ダメだったら、自分のせい。評価を受けなかったら自分のせい。責めているのではなくて、自分に課している感覚です。新たな自分になるためというと、少しかっこよくなっちゃいますが、成長するためにも、全部自分のせいだと考えるようにしています。負の自分のせいじゃなくて、短所も認めて自分と向き合っています。
山田:フェアな人。あと干渉しすぎずに、人に与えられる人。助けを求められれば助けて、入り込みすぎず、すごくいい距離感を保てる人がかっこいいと思います。
山田:『4』はヒューマンな部分が強いです。闇金の映画だからグロいだろうとかじゃなくて、ちゃんと人間ドラマが描かれている。今回よりそこに重点が置かれていると思います。忠臣の過去が出てくるので、その葛藤も見てほしいし。コミカルな部分とシリアスな部分のバランスがいいので、飽きずに入り込めると思います。ラストも『5』に繋がっていく面白いものになっています。たくさんの人に見てもらって、いろいろ感じてもらえれば嬉しいです。
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