1988年4月30日生まれ。キューバ出身。2006年『カリブの白い薔薇』で女優デビュー。キアヌ・リーブスと共演した2015年の『エクスポーズ 暗闇の迷宮』や、同じくキアヌ・リーブスと共演したイーライ・ロスのホラー映画『ノック・ノック』(15年)で注目を浴びた。ほかにロバート・デ・ニーロと共演した2016年の『ハンズ・オブ・ストーン』や『ウォー・ドッグス』(16年)や『スクランブル』(17年)など。
『ブレードランナー 2049』アナ・デ・アルマス×シルヴィア・フークス インタビュー
キュート&セクシー、美しすぎる注目女優2人を直撃!!
映画史上においてエポックメイキングな作品である1982年の『ブレードランナー』。フィリップ・K・ディックの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」をもとにリドリー・スコット監督が手がけ、不穏なレプリカントを処分する任務に就くブレードランナーを描いた、いまなお語り継がれるSF映画の金字塔だ。
その続編である『ブレードランナー 2049』が、前作から35年を経て製作された。世界が見守る新作に抜擢され、前作で主演のハリソン・フォードや主人公を演じたライアン・ゴズリングと共演した、アナ・デ・アルマスとシルヴィア・フークスが来日。美女2人が大作に出演した喜び、撮影の苦労、また日本ではオタク・ジョークとして鉄板のあのセリフ「2つで十分ですよ!」についても語ってくれた!
アナ:友だちのほうがこの映画の偉大さをわかっていて、喜んでくれました。家族は仕事の大きさや誰と仕事をするかということより、私がやりたい仕事をできるチャンスに恵まれたということを喜んでくれています。
シルヴィア:私の場合も同じ。私の両親は映画をあまり見ないし、世代的に知らないので、私がライアン・ゴズリングと共演すると言っても誰かわからなくて。でも、ハリソン・フォードと共演するというとビックリしてワクワクしてくれました(笑)。でも、私が喜んでいることに対して、とても喜んでくれています。
アナ:私が演じたジョイは主人公の恋人で、愛情豊かで主人公のために自分が犠牲になってもいいという役柄。感情面では人一倍人間らしい、だけど人間ではないという矛盾をはらんでいるため、とても気をつけて演じました。ただ、撮影の技術的な問題で何度もテイクを重ねたので、感情を持続させることが難しかったです。
シルヴィア:私はとても自由に演じました。というのも、私たちは人間についてはよく分かっているけれど、レプリカントになった人はいないので(どんな感じの存在なのか)誰にもわからないからです。男性的なのか女性的なのか、高圧的なのか、シニカルなのか、いろいろなことにおいて自由に演じました。
アナ:私は原作を読んでいなくて、小説をマンガ化したような本をライアンからもらいました。撮影が忙しくて全部は読めませんでしたが、興味深い内容だと思いました。
シルヴィア:原作を読みましたが、私は前作も含めて映画版のほうが好きです。自然と人造物が融合した世界はとても面白いと思います。
アナ:もちろん! 違和感があってヘンだなと思いました(笑)。主人公がせっかく(4つも)注文したのに、どうして出さないのかなって。日本独特の文化なのかしら? お店の人がお客に上から目線なのって。
アナ:そうなのね。それが分かって余計に面白いわ(笑)。
シルヴィア:私も覚えてます! とても印象的なシーンです。続編では南アフリカの言語が出てきて、それに対して主人公が英語で応えるシーンもあります。続編はさらにあらゆる国のキャラクターが登場して、人種のるつぼであるところも面白いと思います。
(text:入江奈々/photo:小川拓洋)
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