1966年8月14日生まれ、アメリカのオハイオ州出身。アフリカ系アメリカ人の父と白人の母親との間に生まれ、86年にミスUSA2位、ミス・ワールド6位に輝く。スパイク・リー監督の『ジャングル・フィーバー』(91年)で映画デビューし、2001年には『チョコレート』でアフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー賞受賞女優を受賞。02年には『007 ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールを務める。一方、04年の『キャットウーマン』では最低映画賞、ゴールデンラズベリー賞主演女優賞を受賞。主な出演作は『X-メン』(00年)、『ソードフィッシュ』(01年)、『X-MEN2』(03年)、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(06年)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(14年)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17年)など。
アフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞したハル・ベリーと、『007』シリーズのジェームズ・ボンドとしてもおなじみのダニエル・クレイグ。トップスターの2人が共演した『マイ・サンシャイン』は、1992年に起きたLA暴動を舞台にした社会派ドラマだ。
本作でベリーが演じたのは8人もの“我が子”を育てる母親。本当の家族とは暮らせない子ども達を受け入れ、愛情を注ぐ女性を演じた彼女に、映画の見どころなどを語ってもらった。
ベリー:この物語はアメリカの歴史の中で重要な出来事を描いていて、私たちはまだ解決策を見出していないの。もっとこの問題が世に知られ、議論され、注目されるべきだと思う。事件が発生した当時よりも、時間が経った今の方がよりよく対処できるのではないかしら。あの夜のことを如何に忘れていたか、如何にたくさんの命と人に影響を与え、今もなお私たちに影響を与えているかを、デニズ(・ガムゼ・エルギュヴェン監督)はとても女性的な視点で描き出したの。あの暴動がどんなに多くの人や家族に影響を与えたか、この家族の物語を通して知らなくちゃね。
ベリー:『裸足の季節』は大好きだったわ。それが出演を決めた理由のひとつ。私は女性をサポートしたいといつも思ってるの。だから女性監督と仕事をするのは大好き。力強い女性は他の女性に力を与えると思う。監督と一緒にいたすべての瞬間が愛おしいわ。
ベリー:年齢の異なった8人もの子どもの母親役を演じるチャンスがあると聞いて、飛びついたの。私がここにいることも、私自身が親であることと深くつながっている。間違いなく私の経験がすべての瞬間に活かされていると思うわ。私の中に根付いている、自分の中にあるもので、この役に深みとリアリティをもたらすことができると確信があった。子どもたちの足にキスするシーンがあるのだけど、自分の子どもにも何百回としてきたこと。そういう感情がどういうものなのか、私は実感できるの。
ベリー:ええ、本当の母親のように感じているわ。大きい子たちにはそうではなかったかもしれないけど(笑)、小さい子たちにとっては絶対そうだったと思う。子どもたちとの出会いは、私の大切な人生の一部。今でもしょっちゅう彼らと会っているし、私の子どもたちとも遊んでるのよ! 私たちの仕事はたくさんの素晴らしい人たちとすぐに仲良くなることができる。終わったら“さよなら“をしておしまいとはならずに、ずっと人生についてくるもの。女優という仕事に与えられたギフトのひとつだと思う。子どもを持ってからすごく子煩悩になったの。私の子どもに何かしたら承知しないわよ、本当に(笑)。
ベリー:一筋縄ではいかない役柄だったわね! 彼らしくないような、そんな“ボンド”が見られるのはよかったし、新しい一面が発見できて、彼が偉大な俳優であることがよく分かって楽しかったわ。ボンドにもなれるし、ボンドに囚われることもあるし、けれど、ボンドだけではないということを彼は証明したの。素晴らしいわよね。
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