1963年11月10日、イギリス・ロンドン生まれ。大ヒット作『ノッティングヒルの恋人』(99年)では主人公の友人・バーニー役を演じ、注目を集める。その他の作品に、『シャンプー台の向こうに』(00年)、『アイリス』(01年)、『パディントン』『パディントン2』(14年、17年)などの映画、『名探偵ポワロ』(10年)などのテレビドラマがある。
世界的大ヒットを記録したイギリスのテレビシリーズ『ダウントン・アビー』がついに映画化。テレビシリーズの舞台は1912年〜25年のイギリス・ヨークシャーの大邸宅“ダウントン・アビー”。グランサム伯爵クローリー家には娘しかいないため、一家を守るために長女の結婚相手を探すという一大テーマのもと、貴族の一家と使用人たちとの間に繰り広げられる愛情や陰謀などさまざま人間関係を描いている。映画版は、シーズン6・全52話で完結したテレビシリーズの続編となる。
映画化にあたり、テレビシリーズの生みの親である脚本家ジュリアン・フェローズをはじめ、クローリー家の当主ロバート役のヒュー・ボネヴィル、その母親の先代伯爵夫人役のマギー・スミス、ロバートの妻役のエリザベス・マクガヴァン、長女メアリー役のミシェル・ドッカリー、老執事役のジム・カーターらオリジナルキャストが集結。イギリスやアメリカでは2019年9月に公開され、9月20日公開の全米ランキングでは見事No.1を獲得した。映画版の公開にあたり、華麗な一家の当主ロバートを演じるヒュー・ボネヴィルに話を聞いた。
ボネヴィル:この世界にまた帰ってこられた一番の喜びは、とにかく幸せな6年間を過ごした仲間と再会できたことだよ。
ボネヴィル:(テレビシリーズで)これまで見てきたのは、一家の大黒柱であり、娘たちを自立させ、経済的な破滅に対処し、屋敷内のいざこざを解決しようとする彼の姿だ。ネタバレにはならないと思うけど、映画では今度だけは落ち着いているよ。
ボネヴィル:あまり変わっていないと思うよ。ロバートの孫たちが少し成長していることから時間が少し流れたことがわかるけれど、大きな変化はないね。彼らの世界の中心は変わっていないんだ。ロバートのような保守的な人間にとっては良いことさ。
ボネヴィル:『ダウントン・アビー』の映画化は誰でも思いつくようなことさ。ワシントンでシーズン6の宣伝をした際、アレン・リーチ(トム・ブランソン役)と約1500人の観客と一緒に試写を少し観たんだ。大抵、試写会は小さなスクリーンで行うんだけれどね。そこで1500人の観客が大声で笑ったり、静かなシーンでは息を殺している様子を見て、ふたりで「これは映画化しても上手くいきそうだ」と話したんだ。というのも、このドラマが世界中の人々、とりわけ家族に大きなインパクトをもたらしたことは知っていたからね。「家族みんなで楽しんでいます」「日曜の夜の楽しみになった」「DVDを一緒に見ています」というファンレターやメッセージを今までにたくさんもらったよ。もっと観たいという人々の期待も感じていたから、映画化されたことで、みんなで一緒に映画館で楽しんでもらえるんじゃないかな。
ボネヴィル:数百エーカーの屋敷と山ほどのラブラドールと200人の召使いと様々な車種のロールスロイスを維持する大変さがわかるから、多くの人がロバート・クローリーに共感したのだと思うよ。でも僕が思うに……大げさに苦労を描いているけれど、要は家族を養うために頑張る一人の父親の姿が見えるからじゃないかな。
ボネヴィル:ベン・スミサードは映画的な世界観を見事に描いてくれたね。アンナ・ロビンスも素晴らしい。観客には、本当に美しい絵と衣装を大スクリーンで観るという映画ならではの醍醐味を感じてもらえると思う。自宅のテレビやパソコンで観るのと、大スクリーンで見るのとでは、大きな違いがあるからね。
ボネヴィル:僕は、白ネクタイや燕尾服、紳士の身だしなみとされる剃刀みたいに鋭いタイプのカラーを喜んで着たいとは思わないよ。スチール製の胸当てのついた服でリラックスした夜を過ごせるとも思わない。でも、再びそうしたシャツやスーツに袖を通すのは楽しかったよ。どれも美しくて一流の品だからね。
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