大女優シャーリー・マクレーンとの“共演”
- 半世紀以上前に戦争で愛する人を失い、心を閉ざしてしまった女性エセル・アンの半生を描いた作品で、現代の部分を名女優シャーリー・マクレーンが、過去の部分をミーシャ・バートンが演じている。
「シャーリー・マクレーンさんの大ファンだったので、同じ役が演じられたのはとても嬉しいことです。まるで夢のよう! ただし、同じ人物ではあるけれど、現在と過去のエセル・アンはまるで別人物。私が演じたのは、戦争による悲しい体験に打ちのめされる前の女性。だから、マクレーンさんとはクセなどでは役をすりあわせましたが、それ以外は自分なりのエセル・アンを演じました。若いエセル・アンは、無垢で純真でひたむき。いまは、こういう役があまりないので、とても楽しく演じられました」
美しいヌードシーンも話題のひとつ。
「エセル・アンは、情熱的で愛情深い女性。愛を確認したら、何でもどんどん自分で決めていく。ヌードシーンは監督と話し合って作っていったのですが、ヘンにセクシーにならず、とてもいいシーンになったと思います。エセル・アンが感情をむき出しにし、自分をさらけ出すという無垢さがとてもよく現れていると思うんです。彼女の人生はとてもロマンティック。現代人から見るとありえないと感じる人もいるかもしれませんが、私はああいう愛はあると思います」
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出世作『THE OC』に対する複雑な思い
- 映画を絶賛するバートンだが、出世作のテレビドラマについては複雑な思いがあるようだ。
「『The OC』の直後にこの映画に出たのですが、テレビドラマはとても忙しいんです。毎週違う台本が来て、結末がどうなるかが分からなかったりする。でも、映画は脚本がきちんとあるので、結末が分かっている。キャラクターの進化もハッキリ理解した上で演じられるんです」
40年代を舞台にした『あの日の指輪を待つきみへ』は、ファッションも見どころのひとつ。
「あの頃の美的センスは本当に素敵だと思います。大好きなハイウエストのスカートも着ることができたので嬉しかった。女性たちが朝早くから起きて着飾り、きれいになることに気を使った時代って素敵ですよね」
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