パク・ソジュン
1988年12月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2011年にデビューし、2012年にはドラマ『ドリームハイ2』に出演。2017年、ダブル主演を果たした『ミッドナイト・ランナー』が550万人の動員を記録し、注目を集める。以降、ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』(18年)、『梨泰院クラス』(20年)などでトップスターの地位を確立。映画『パラサイト 半地下の家族』(19年)にもカメオ出演している。今後の出演作に、イ・ビョンホン監督の新作映画『ドリーム(原題)』がある。
『ディヴァイン・フューリー/使者』パク・ソジュン インタビュー
『梨泰院クラス』の人気俳優がエクソシズム映画で格闘家役に挑戦
激しい動きに感情を込めるアクションシーンが難しかった
若き格闘家のチャンピオンとエクソシストの神父が悪に挑むエクソシズム・アクション・エンターテインメント映画『ディヴァイン・フューリー/使者』。格闘家ヨンフを演じるのは、日本でも大人気の韓国ドラマ『梨泰院クラス』で主人公パク・セロイを演じているパク・ソジュンだ。監督は、ソジュンをスターダムに押し上げた大ヒット作『ミッドナイト・ランナー』のキム・ジュファン。前作から2年ぶりの再タッグに、監督は「ソジュンはさらにかっこよく、頼もしくなっていた」と絶賛。信頼する監督のもとダイナミックなアクションに挑んだソジュンに、撮影中の苦労やエピソードを聞いた。
ソジュン:親しい雰囲気をうまく表現するには、普段から相手と親密であったほうがよいと思います。ただ、実はその点が僕にとって難題でした。なぜなら、アン・ソンギさんは大先輩なので近づくのが難しかったからです。でも、先輩が先に心を開いてくださり、僕が近づけるように隙を作ってくださいました。そういった部分が映画にそのまま現れたのではないかと思います。先輩がたくさん助けてくださいました。
ソジュン:役柄上、ユーモアが入ったシーンでは僕はリアクション担当ではないかと思っています。先輩方とどんなやりとりがあるかいつも気になっていますし、先輩方が投げてくださったボールをきちんと受け取って会話を生かすことが大切なので、うまく言えないのですが、先輩方のことをよく見ていたと思います。
ソジュン:僕がやりたかったキャラクターを監督が提案してくださったのです。もちろん前作からの監督との縁も重要でした。僕が思うに、監督は以前からアンさんをキャスティングしたかったようで、『ミッドナイト・ランナー』の試写会にも招待されていました。だから、「アンさんをキャスティングできたぞ」って監督が僕に自慢していました。
ソジュン:格闘技選手でチャンピオンという役柄なので、高いレベルの運動をしなければいけないと思いました。運動に関してはある程度慣れていますが、もっと運動をして、いい体を作っておけばよかったという思いはあります。苦労したのは、アクションシーンです。練習をする時は動きを覚えればいいのですが、撮影の時は感情まで入れなければいけません。ある程度冷静でいられれば体に染みついた動きを表現できるのですが、感情を入れようとすると誤差が生まれます。「これだけ練習すれば本番でも問題ないだろう」と思っても、実際撮影に入るととても難しかったです。
ソジュン:アンさんと一緒に演技できたことはとても光栄で良い時間でしたが、年齢が近い方々との共演ではまた別のエネルギーをもらえた気がします。現場で出会えるということは、彼らと自分は同じ情熱を持っているのだと考えています。現場でも、お互いに対話をしたり演技を合わせてみたりするうちにエネルギーが大きくなっていきます。今回は良い経験になったので、これからも彼らと会えるといいなと思います。
ソジュン:正直、撮影の時はとても苦しかったです。僕は1度しか着ませんでしたが、アンさんはずっと着ていらっしゃいました。とても苦しかっただろうなと思いました。あの服を着てアクションをするのと着ないでアクションをするのとでは全然違うのです。あの服は明洞聖堂(※ソウルにあるカトリックの教会)で採寸して作ったのですが、あれを着ることに象徴的な意味があると思いますし、僕自身も敬虔な気持ちになりました。まるで男性がスーツを着るときに背筋が伸びたり、心持ちが変わるような、司祭服特有の感覚ですね。良い経験になりました。
ソジュン:オカルト的な面もあれば、温かい話もあり、強烈で新鮮なビジュアルもあり、というように、あらゆることを感じられる作品です。夏に公開されますが、まさに夏にぴったりな多様なテーマを含む映画ではないかと思います。
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