1997年4月2日生まれ。岡山県出身。2014年に「岡山美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを受賞。「岡山の奇跡」として注目される。16年には『そして、誰もいなくなった』で連続テレビドラマに初出演を果たす。その後、映画では『ママレード・ボーイ』(18年)や『殺さない彼と死なない彼女』(19年)で主演を務める。主な出演作は、映画『ういらぶ。』(18年)やフジテレビ・FODドラマ『ヤヌスの鏡』(19年)など。2018年からは、NHKEテレ『沼にハマってきいてみた』でMCにも挑戦し、活躍の場を広げている。
『マイルノビッチ』桜井日奈子×神尾楓珠インタビュー
桜井日奈子が神尾楓珠と伊藤あさひのイチャイチャぶりを暴露!
きれいなお顔に、つい見とれてしまった/桜井
大人気少⼥マンガ誌「マーガレット」の作品を継続的に連続ドラマ化し、Huluで独占配信するというプロジェクトが始動する。「マーガレット Love Stories」と名付けられた注目必至の恋愛ドラマ・シリーズで、記念すべき第1弾として選ばれたのは、女子たちから圧倒的な支持を得ている『マイルノビッチ』。
自分をブスだと思い込んでいる地味な⼥⼦⾼校⽣・⽊下まいるが、イケメン男⼦・熊⽥天佑のプロデュースによって大変身を遂げ、真実の愛を⾒つけるまでを描いている。“⼄⼥⼼を最⾼潮に躍らせる⻘春シンデレラストーリー”でダブル主演を務めるのは、旬な初共演コンビの桜井⽇奈⼦と神尾楓珠。そこで、お互いの印象や自身の高校デビューエピソードなどについて語ってもらった。
・キュン♡です! 神尾楓珠22歳のバースデーに“逆”プレゼント
神尾:今回のように1対1で向き合うシーンがある“王道のラブコメ”は初めてだったので、どう演じればいいかをすごく考えました。事前にイメージトレーニングもしたりして(笑)。でも、僕が演じた天佑のテンションは、普段の僕と似ているので、そのあたりは役作りしやすかったです。
桜井:私はこれまでに何度かラブコメの作品に出させていただいていますが、『マイルノビッチ』はいままでやってきたものよりもコメディ要素が強めだなと。だからこそ、「やってやるぞ!」みたいな気持ちにもなりました。
神尾:桜井さんはまいる役にすごくぴったりだなと思いました。実際、コメディの演技も恥じらいなくできる方なので、そういう姿もすごいなと思って見ています。
桜井:神尾くんとの最初の撮影はポスター撮影でしたが、リップを塗ってもらっている設定だったのですごい至近距離だったんです。でも、どこから見てもきれいなお顔。つい見とれてしまいました(笑)。顔が整っているので無口なイメージがありましたが、現場では結構お話できたので楽しかったです。
神尾:いや、それは全然違います! 本当に適当なことを言っているだけです(笑)。
桜井:あはは!
神尾:しかも朝が弱いので、朝はまったく話せなくて……。でも、桜井さんは朝から元気ですごいんですよ。
桜井:できるだけスタッフやキャストのみなさんとコミュニケーションを取るように心がけています。たとえば神尾くんにどんな音楽が好きかを聞いてその音楽をかけてみたり、「朝からがんばりましょう」とテンションを上げてみたり。
神尾:僕はこれまでも主演であることをあまり意識しないほうですが、同世代のキャストが多い現場だったら、「みんなでご飯食べに行こうよ」と声をかけるようにしています。ただ、今回はコロナでそれができなくなってしまったので、まだ何もできてなくて……。
神尾:僕がすごく仲良くしているのは、⼯藤成太朗役の伊藤あさひ。でも、一緒のシーンがほとんどないので、あさひが僕より先に撮り終わる場合は、「一緒に帰ろう」といってあさひに待ってもらってます(笑)。
桜井:2人は本当に仲が良くて、カップルかと思うくらい現場でイチャイチャしていますよ! でも、楽しそうでいいなと思って見ています。
神尾:天佑は一見冷たいけど、実は優しいというわかりやすいキャラクターなので、その部分をきちんと出せていれば間違いないんじゃないかなと。ただ、優しさにも段階があるので、その辺の塩梅をうまく表現できるように意識しています。
桜井:私の場合は、恋愛経験ゼロの冴えない女の子がメイクの力で外見も内面も磨かれていくという設定なので、イケているときとイケてないときの差をなるべく大きくしたほうが面白いだろうなと考えました。なので、イケてないときはものすごく猫背にしてにじみでるオタク感を表現し、恋愛しているときはキラキラした一生懸命さを大切にしながらお芝居をしています。
神尾:「メイクアップアーティストになりたい人」という意識を保つために、お借りしたメイク道具を持ってみたり、男性のヘアメイクさんに気を付けていることを聞いてみたりしてリサーチはしました。撮影では実際にメイクもしてみましたが、難しかったですね。
桜井:誰かにメイクをするというのは、自分にするのとはまた別の難しさがありますけど、神尾くんにメイクをしてもらうシーンを撮ったときに、器用だなと思いました。
神尾:うそでしょ?
桜井:いやいや、本当に! 慣れてないと、手が震えちゃうと思うんですけど、本番ではしっかりと決まっていたので、度胸と器用さがあるんでしょうね。
桜井:私は幼稚園から高校までずっとバスケをしていたので、メイクもせずに兄のおさがりのジャージを着たり、天然パーマの髪の毛を爆発させたままで「アフロ」と呼ばれていたり、という感じでした(笑)。でも、高校生になって、みんなが恋愛に興味を持ち始めたりしたくらいから私も自分磨きをがんばるようになり、部活の後にヘアアイロンで髪を直したり、メイクをしたりするようになりました。
神尾:僕も高校になってから、色気づいてヘアアイロンを使って髪の毛をセットしてましたね。特に意識高い友だちが周りに多かったので、学校にいるときは1時間に1回はみんなでトイレに行ってチェックすることも(笑)。でも、いまはプロにお任せする以外、自分ではまったくしなくなりました。高校生のときはセットしてモテようとしてましたけど、いまはどちらかというとセットしてない“オフ感”を見せてモテに行こうとしているのかもしれないです(笑)。
桜井:私は普段、ぱっつん前髪とストレートヘアになりがちなんですけど、まいるのように巻いてみたり、エクステを付けてみたり、といったヘアアレンジを真似してオシャレの幅を広げたいです。
神尾:メイクにまで口を出す男って嫌だと思うので、そこまで踏み込まないようにしています。ただ、今回のことで女性のみなさんがメイクに対してどれほど時間やお金をかけて努力しているのかがよくわかりました。といいつつ、すっぴんのほうが結構好きだったりしますが(笑)。
憧れはイエモン・吉井和哉さん、ほうれい線に色気感じる/神尾
神尾:僕は、昔からずっと好きなTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉さん。この前ライブに行かせていただいたときに、ご挨拶をさせていただいたんですが、本当にかっこよかったです! しかも、これまでファンだと言い続けてきたこともあって、僕のことを認知してくださっていて……。それが何よりも嬉しかったです!
神尾:色気ですね。ただ、どんなにがんばっても一生かなわない気がしています。
桜井:年齢重ねたらわからないよ?
神尾:いやいや、僕は吉井さんみたいな色気のあるほうれい線がないので。
桜井:ほうれい線に色気を感じるの?
神尾:感じますね。骨格にもよるのかもしれないですが、吉井さんは若い頃からそういう部分があるので、いまの時点でない僕は勝てないです……。
桜井:(笑)。私にとっての神様は、チーフマネージャーさんですね。芸能界に入ってからここまで一緒に頑張ってきました。
桜井:「自分の可能性を広げるのも、せばめるのも自分次第だよ」という言葉は大きかったです。あと、劇中でまいるがよく言う「私なんか」という言葉も、本心では「私はできるんだ」と自分を信じる大切さを教えてもらったこともあります。
神尾:初めてメインキャストに選ばれたドラマの現場で、うまくやろうとしすぎていたことを監督に見抜かれて、「いまのはオッケーだったけど、80点のオッケーだよ」と言われたことがありました。悔しい気持ちもあったんですけど、その言葉のおかげで「自分は下手なんだ」と開き直ることができたんです。それからは、下手なりにがんばろうという考え方にシフトでき、仕事に対してちゃんと向き合えるようになりました。いまでも自分のなかに残っている言葉ですね。
桜井:私はもともと人前に出るのがあまり得意なほうではないのですが、芸能界に入るきっかけとなったのは、地元の岡山で開かれたコンテストにこっそり出場したこと。あれがなかったらいまの自分はなかったんだなと考えると、あのときに勇気出してよかったなと思います。ドレス姿でバスケットボールをドリブルするパフォーマンスをしてオーディエンス賞をいただいたんですが、そこで人に評価される喜びを初めて味わうことができました。
神尾:去年は悪い意味であっという間で、一歩も進めていないような気がしたので、それを払拭する意味でも、今年はまた原点に戻って、がむしゃらに仕事にのめり込みたいなと思います。
桜井:この作品もコロナの影響で撮影が中断してしまいましたが、まずはみんなで最後まで走り抜けて、ちゃんとみなさんに届けられるようにしたいというのが一番です。自粛期間中は家にずっといて、不安に押しつぶされそうになったこともありました。でも、撮影が再開して、自分が求められている場所にまた自分の身を置ける幸せを改めて感じることができたので、仕事に向き合う姿勢を見直すことができた1年だったようにいまは感じています。
神尾:僕は、この仕事をしていることを一番喜んでくれているおじいちゃんです。小さい頃から僕はおじいちゃん子で、友だちと遊ぶよりもおじいちゃん家に行くことを優先していたほど。ほかの孫よりもいろんなところに連れて行ってもらいましたし、僕だけにお小遣いをくれることもありました(笑)。コロナで作品を届けられない時期もありましたが、これからもおじいちゃんをたくさん喜ばせてあげたいです。
桜井:私も家族ですね。家族だけのLINEグループがあって、そこで私が出ていた番組の感想大会が始まったりするんですけど、そんなふうに表に出ている自分を家族にもっと見てもらいたいというのが、モチベーションになっていると思います。
桜井:私はゲームかな。朝から夜まで連日仕事をしていると、「この日までがんばったら、まとまった時間でゲームできるからがんばろう!」みたいなのはありますね(笑)。
神尾:それを言ったら、僕もゲームですね。何も考えずにできるので、癒しになっている部分はあると思います。
桜井:私は趣味と言える趣味がないので、「それって何?」と興味を持ってもらえるような面白い趣味を今年は見つけたいなと思います。
神尾:僕は去年バンジージャンプをしたので、今年はスカイダイビングで空を飛びたいです!
神尾:天佑がところどころで発する格言的な言葉に注目して欲しいですね。大人になると当たり前になってしまうことばかりですが、それをちゃんと伝えられる天佑の良さを見ていただけたらうれしいです。みなさんの背中を押せる作品になっていると思います。
桜井:どんどんキレイになっていくまいると個性豊かな仲間たちに笑わされたり、ホロっとさせられたりするドラマになっています。天佑の格言は、恋愛においても、夢においても通じるところがあるので、何かを始めたいと思っている人にはぜひ見ていただきたいです。
(text:志村昌美/photo:小川拓洋)
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