純朴! 寡黙! 信心深い! 謎の囚人と凶悪麻薬組織との壮絶な一夜のバトル
インド映画の枠を打ち破る大ヒットを記録したアクション映画『囚人ディリ』。11月19日からの全国順次公開に先駆け、謎の囚人ディリが数々のピンチに立ち向かう、緊迫の予告編が解禁された。
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2019年10月、インドで公開された本作は、ハイシーズンのインド映画界において異例の大ヒットを記録。すでにリメイクや続編の製作が決定している。
インド映画におなじみのダンスシーンはおろか、派手な楽曲や美麗なヒロインも登場しない本作は、謎の囚人ディリと凶悪な麻薬組織との一夜の戦いを描いた硬派なアクション映画だ。爆走する車を追撃する大量の敵、砦に迫る暴徒たち……。西部劇全盛の時代から脈々と続く息詰まる攻防戦のプロットを巧みに取り入れながら、潜入捜査のサスペンスや、極限状況におかれた男たちの確執と絆のドラマを盛り込んだ緊迫感溢れる作風で観客を魅了。その完成度の高さに、観客のみならず、批評家からも「インドに本格的なアクション映画が到来!」「真の映画ファンのための映画!」といった声が寄せられた。
舞台は警察の保養地。大量の麻薬を押収された犯罪組織が警察に報復の罠を仕掛け、次々と警官が倒れる中、特殊部隊の隊長ビジョイだけが難を逃れる。倒れた仲間たちを救うには5時間以内に治療が必要だったが、そこは街から遠く離れた警察の保養地。タイムリミットが迫る中、彼が頼れるのは拘留中の謎の男・ディリだけ。猛追する暴徒たちの攻撃をかわしながら、トラックで病院をめざすビジョイとディリ。一方、80キロ離れた警察本部には、麻薬奪還に執念を燃やす凶暴な組織のリーダー、アンブ率いる別働隊の大群が迫り……。
公開された予告編には、暴走するトラックに群がる暴徒、絶対絶命の籠城など、主人公ディリが、次々と襲い掛かる数々のピンチに純真な正義感で立ち向かう姿が映し出されている。
カナガラージ監督が「元囚人の男が酔い潰れた警官たちを救った」という新聞の片隅に載ったほんの小さなニュースに着想を得た本作。全編を通じて繰り広げられる凶悪犯罪組織との一夜の攻防は、ほとんどのシーンが夜間だ。トラックのヘッドライトのみを光源にするという独創的なアイデアで撮影し、徹底的にリアリティを追求した格闘シーンの一部も見ることができる。
『囚人ディリ』は11月19日より全国順次公開。
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