小野莉奈がコドモとオトナの狭間で奮闘するポップでコミカルな成長物語
『アルプススタンドのはしの方』、『テロルンとルンルン』などに出演し、インディース映画界のミューズと称される女優・小野莉奈。NHK大河ドラマ『青天を衝け』にも、吉沢亮演じる渋沢栄一の娘役での出演が決まり、ますます注目を集める小野が主演を務める映画『POP!』の予告編が公開された。
・【鯉八の映画でもみるか。】人生を諦めるには早すぎる! 王道ど真ん中の青春映画に涙が溢れ…。
本作品は、若手クリエイターの登竜門的コンペティション『MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021』で、グランプリ&最優秀女優賞(小野)をW受賞。20歳を目前にした主人公が、コドモとオトナの狭間で、社会の欺瞞と不寛容さにもがきながら成長する姿をポップな映像とシュールな解釈で描くシニカルコメディだ。
各界からは、「ハートだか尻だか判然としない。どっちでもいいが、どっちでも良くはない。それが全てなヒロインの日常にズレとスキマ。そんな映画。(中略)とにかく、ヒロインがずっと目が点。こんな映画初めてだす」(映画監督・三木聡)、「シュールで笑えてお洒落で。すっごく好きです。日本の映画じゃないみたい。いや、どこの国の映画でもないみたい」(映画監督・今泉力哉)、「1人で何十通り、何百通りもの解釈ができそうな、P・O・P!でした!!」(お笑い芸人・もう中学生)といった気になるコメントが寄せられている。
今回公開された予告編は、チャリティ番組のオフィシャルサポーターを務めつつ、アルバイトをこなす日々を送る主人公リン(小野)の姿からスタート。生真面目なリンはチャリティサポーターとしての仕事も、バイトも一生懸命にこなすが、チャリティ番組の募金はなかなか集まらず、スタッフのマイコ(野村麻純)からは「腹たつくらい真面目だよね」と嫌みを言われる。バイト先の駐車場では勝手に車を止められてしまう始末……。オトナの世界のルールにがんじがらめにされ、モヤモヤがつのるリン。そんな中、ただただ本能のまま自由に生きる爆弾魔(三河悠冴)と出会ったことで心境に変化が訪れるまでが、Aru-2の哀愁を誘う独特のビートとともに描かれる。コミカルなキャラクターたちに囲まれ、コドモとオトナの狭間にいるリンの葛藤と成長が垣間見える仕上がりとなっている。
『POP!』は12月17日より全国順次ロードショー。
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