今の時代に必要な“本当の強さ”を問いかけるキャリア50年の集大成!
半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』(92年)『ミリオンダラー・ベイビー』(04年)で監督として2度のアカデミー賞に輝く巨匠クリント・イーストウッド。監督デビューから50年、監督40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』が、来年22年1月14日より全国ロードショー公開される。それに先立ってスポット映像が公開され、さらに『硫黄島からの手紙』(06年)のキャストを始めとする各界著名人から祝福コメントが到着した。
『クライ・マッチョ』は、イーストウッドが監督・主演を兼任する新たなマスターピースだ。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる“人生”とは? 喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な“強さ”とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作品は、まさに彼の集大成にして新境地である。
新たなスポットは、今の時代に必要な“本当の強さ”を問いかけ、イーストウッド演じるマイクの「俺はまだ変わろうと思う」という印象的なセリフをフィーチャーした「希望編」、マイクと少年ラフォの出会いと旅路が濃縮された「ストーリー編」、イーストウッドを讃えるコメントの数々とエモーショナルな映像が胸を打つ「コメント編」の3本。見る人の心に響く、公開への期待高まるものとなっている。ナレーションは、故・山田康雄からイーストウッドの吹替を受け継ぎ、自身もイーストウッド好きを公言している多田野曜平が担当している。
監督デビュー50周年を祝福するコメントを寄せたのは、『硫黄島からの手紙』に出演した渡辺謙を始めとする、イーストウッドにゆかりのある著名人たち。アカデミー賞受賞作を日本でリメイクした『許されざる者』(13年)でも主演を務めた渡辺は、「クリント、新作の公開おめでとうございます」「彼の映画作りは、いくつになっても無理せず、スタッフを信じて1日ずつカットを積み上げていくんです。多分、呼吸するのと同じくらい自然なんです」とイーストウッドとの撮影当時を懐かしむコメントを寄せた。
同じく『硫黄島からの手紙』のキャスト中村獅童からは、「緊張していた私に対しいつも同じ目線で会話をしてくださり、いつの間にか大スターということを忘れてしまうほど優しく接してくださいました。私にとって一生の思い出です」、さらに伊原剛志からは、「親愛なる監督! 50周年おめでとう御座います」「あなたと仕事出来た事は私の宝です。あなたは私の目標です。又、ご一緒出来る日まで」と感謝の言葉を寄せられている。
『許されざる者』出演の佐藤浩市は、「ハリウッドからイタリアに渡り、レオーネやモリコーネらと新しい西部劇を構築してハリウッドに凱旋、その遍歴経験があるからこそ世界中で彼の作品は愛される。創作を糧に現役91才! 監督50周年! 僕は荒野のストレンジャーのテイストが大好きだ!」とメッセージを寄せた。
イーストウッドと対談経験もある漫画家の荒木飛呂彦は、「いつ見ても、どれを見ても、ずーーっと面白い。その流れにある新作『クライ・マッチョ』公開は本当に嬉しい出来事! 誇り高い気持ちにさえなる。周りを『グラン・トリノ』のスタッフが固めているなら、もっと尚更だ」と最新作に期待する。
『クライ・マッチョ』は来年22年1月14日より全国で公開される。
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