モノクロで映し出される、都会的な高層ビルと工場の煙が立ち込める夜のパ
2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、ジャック・オディアール監督✕セリーヌ・シアマ脚本の話題作『パリ13区』が、4月22日より全国公開される。これに先立ち本作品の特報映像が公開された。
・現代パリで生きるミレニアム世代のリアル描く『パリ13区』4月22日公開
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』(15年)、グランプリ受賞『預言者』(09年)など数々の名作で世を驚かせてきた、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアール監督。待望の最新作では、『燃ゆる女の肖像』(19年)で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけ、“新しいパリ”の物語を、洗練されたモノクロの映像美で大胆に描き出した。
本作品は、21年第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でお披露目されるや、フランス映画界屈指の世代を超えたビッグコラボが大きな注目を集め、絶賛を浴びた。また、先日ノミネーションが発表された第47回セザール賞では、撮影賞、脚色賞、音楽賞、有望若手女優賞、有望若手男優賞の5部門に選出された。授賞式は現地時間の2月25日に開催が予定されている。
今回、本作品の特報が公開された。モノクロで映し出されるのは、再開発の進むパリ13区。都会的な高層ビルと工場の煙が立ち込める夜のパリで、「どんなセックスライフ?」「誰にも拘束されたくない」と男女が囁き合う。
そして音楽の高まりとともに街は陽の光を浴び、この街で出会う若者たち4人の魅力的なカットが交差していく。これまで知られていなかったフレッシュな“新しいパリ”で彼らの恋愛ドラマの幕が開ける──、そんな高揚感に満ちた、映像的快感あふれる25秒間になっている。
音楽を手掛けたのは、フランスでカルト的人気を誇るエレクトロニカ・アーティストのRone。第74回カンヌ国際映画祭においてサウンドトラック賞を受賞し、第47回セザール賞でも音楽賞にノミネートされている。
『パリ13区』は、4月22日より全国公開される。
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