永野芽郁、母・戸田恵梨香に愛されたい娘に…「告白」湊かなえが生み出す衝撃の愛憎劇

#三浦誠己 #中村ゆり #大地真央 #山下リオ #戸田恵梨香 #母性 #永野芽郁 #湊かなえ #高畑淳子 2022.06.06

(C)映画「母性」製作委員会

戸田恵梨香、永野芽郁が共演する映画『母性』が11月23日より全国公開される。今回、特報映像が公開された。

湊かなえが「書けたら作家を辞めてもいい」とまで語った作品を映画化

本作は、「告白」の湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品「母性」を映画化した愛と憎しみの激情エンタテインメント。

母性を持てず、娘を愛せない母親・ルミ子を演じるのは、確かな演技力で、いまや国民的女優としての地位を不動のものとした戸田。クランクアップ時に「今までの役でずば抜けて難しかった」と語るように、娘を愛せない母親の複雑かつ危うい姿を熱演し、新境地で魅せる。

母性を求め、母に愛されたい娘:・清佳役には、人気と実力を兼ね備える若手女優の筆頭・永野。母に愛されない娘の揺れ動く感情を、繊細かつミステリアスに演じる。戸田と永野は、本作では初の母娘役に挑戦する。

戸田は「真っ直ぐな目からは清佳を彷彿させる強さと説得力があり、すんなり溶け込む姿を見て、益々私を勇気づけてくれました。本当に頼れるペアです」、永野は「ルミ子を演じている時の雰囲気は普段のお人柄とは全く違って、間近で見ていて圧倒されました。私が疑問に思うことまでも一緒に解消してくれる心強すぎる方でした」とお互いについて語りお互いへの信頼関係をのぞかせる。

さらに、ルミ子の実母“お上品なママ”役には大地真央、ルミ子の夫の母“口が悪すぎる義母”役には高畑淳子が決定。演技派のベテラン女優2人が狂気の母親を怪演。さらに、ルミ子の夫“無関心父”役に三浦誠己、ルミ子の親友“わけ知り顔女”役に中村ゆり、ルミ子の義妹“依存しすぎ娘”役に山下リオほか、濃すぎるキャラクターを実力派俳優陣が演じる。

今回公開となった特報映像は、戸田演じるルミ子の「愛能う限り、娘を大切に育ててきました」という告白めいたセリフと共に、地面に横たわる女子高生の姿とネット上の高2女子死亡記事が映し出される不穏な雰囲気で幕を開ける。

そして「1つの事件」が母と娘それぞれ「2人の証言」で語られていく。「何をすれば、母は愛してくれるのだろうか」とつぶやく娘の清佳。交差する母と娘の視線。母と祖母（大地）に挟まれて歩いていたはずが、いつの間にか母が中心にいる映像に切り替わるように、語られる視点によって180度見え方が逆転していく映像が見るものを惑わす。

そして燃え盛る家から娘を背負いながら逃げる母の姿と泣き崩れる娘。最後には首にロープがかかった状態で横たわる娘に手を差し伸べ「愛してる」と囁きながら、怒りとも嘆きともとれる狂気の表情を浮かべる母の姿が。いったいこの母娘に何があったのか？事件はなぜ起きたのか？そしてタイトル「母性」が意味するものとは…まだまだ気になることだらけだが、続報を楽しみに待とう。

『母性』は11月23日より全国公開。