絶望的なドラマをユーモアと茶目っ気たっぷりのロードムービーに
第20回トライベッカ映画祭審査員特別賞ほか世界で賞賛され、米批評サイトのロッテントマトで100%を獲得した話題作『ドライビング・バニー』が、9月30日より全国公開される。これに先立ち本作の予告編が解禁された。
・普通の人生を求めていた青年が、なぜオーストラリア最悪の銃乱射事件を引き起こしたのか!?
ある事情から妹夫婦の家に居候中のバニー。自分の娘とは監視付きの面会交流しかできない。それでも、明るい笑顔と気の利いたトークで車の窓拭きをして必死に働いている。夢は娘の誕生日までに新居へ引っ越し、家族水入らずの生活を再開させること。
そんなある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘のトーニャに言い寄る光景を目撃。カッとなったバニーはビーバンに立ち向かうも、家を叩き出されてしまう。「家なし、金なし、仕事なし」で運の尽きたバニーは、救い出したトーニャとともに、ルールもモラルも完全無視の“子ども奪還作戦”に突っ走る。
経済的弱者が普通の家庭生活を送りたいと願うのは、高望みなのか。絶望という言葉すらよぎる厳しいドラマをユーモアと茶目っ気たっぷりのロードムービーに転換したのは、主人公バニーを演じたエシー・デイヴィス。『ベイビーティース』(19年)や、夫であるジャスティン・カーゼル監督作品『ニトラム』(22年)でオーストラリア・アカデミー賞助演女優賞を受賞した実力派女優だ。バニーの姪トーニャを演じるのは、『ラストナイト・イン・ソーホー』(21年)などで今注目のトーマシン・マッケンジーである。
解禁された予告編では、バニーが子供に会いたい一心で暴走し、立てこもり事件を起こすまでがユーモアを交えて描かれる。車の窓拭きで生活費を稼ぎ、幼い娘の誕生日までには家族で一緒に暮らしたいと奮闘するバニーと、継父に言い寄られ複雑な家庭環境に置かれている姪のトーニャ。社会的な弱者のふたりが寄り添い、ともに逃避行を始めるが、その先に待っている運命とは?
『ドライビング・バニー』は9月30日より全国公開される。
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