日本一牧歌的な喧嘩シーン!? のんの大事な魚を真っ赤な革靴で踏み潰す“クセつよ”なヤンキー登場！

#さかなのこ #のん #夏帆 #岡山天音 #柳楽優弥 #沖田修一 #磯村勇斗 2022.09.03

沖田修一監督ならではのコミカルでどこか平和的な喧嘩シーン

日本中の誰もが知るあの“さかなクン”の半生を、主演・のん×監督・沖田修一がユーモアたっぷりに描く、沖田作品の集大成とも言える映画『さかなのこ』。今回紹介する本編映像は、あまりにもキャラが濃すぎる地元の“クセつよ”なヤンキーたちが港で喧嘩をはじめるシーンだ。

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他校の不良・カミソリもみ籾（岡山天音）は、子どもの頃からお魚が大好きなミー坊（のん）や、総長（磯村勇斗）率いるツッパリ集団を挑発するため、ミー坊がシメたばかりのお魚の頭を、眩しいほどに真っ赤な革靴のかかとで無残にも思い切り踏みつぶす。

「ここらの魚はうちらのモノなんだよ」とドヤ顔で謎理論をかまされたミー坊は、怒り心頭で「お魚さんが可哀そうだと思わないの!? 君には心がないの!?」と詰め寄る。すると総長も「こんなの死への冒涜だ！」と続き、「お前らが殺したくせに」「殺したんじゃない、シメたんだよ！」と互いにヒートアップ。沖田監督の演出と俳優陣の演技とが融合し、コミカルでどこか平和的な喧嘩シーンに仕上がっている。

また、併せて紹介するのは、ヤンキーたちのわちゃわちゃな抗争シーンを収めたメイキング映像。ミー坊が天然記念物のカブトガニを盾に果敢にヤンキーへ立ち向かっていく様子や、磯村率いる“総長チーム”と岡山率いる“カミソリ籾チーム”がカチンコ片手にカメラ前に集結する舞台裏を捉えている。

先日行われた完成報告上映会では、磯村が「今回は“かわいいおバカさんたち”という言葉が似合うような不良たちで、沖田さんの作品なので不良たちにもどこかクスっと笑えるところがあります」とコメント。さらに沖田監督を満足させるために共演者とアイデアを出し合い、その様子がまるで大喜利大会のようだったと撮影の舞台裏を明かした。

さらに、のんも「普通のヤンキーにはしない演出を沖田監督がかけていて、わたしも頑張らなきゃ！と思った（笑）」と沖田演出と風変わりな不良キャラに刺激を受けたと語っている。

『さかなのこ』は9月1日より劇場公開される。