主演は『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』で主演女優賞と新人賞を総なめにしたチョン・ウヒ
2022年4月に韓国で公開されて話題を呼んだサスペンス・スリラー映画『アンカー(原題)』が、邦題『死を告げる女』として12月23日に日本で公開されることが決定した。
主演を務めたのは、2013年に『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』で主演女優賞と新人賞を総なめにしたほか、映画『サニー 永遠の仲間たち』(11年)、『哭声/コクソン』(16年)、『雨とあなたの物語』(21年)や、ドラマ『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』をはじめ、作品毎に個性的な演技で大きな支持を受けてきた女優チョン・ウヒ。プロフェッショナルな報道キャスターとしてミスを許さない完璧主義な姿、そして死の予告電話によって揺らぎ始める日常まで、事件真相に近づくほど徐々に変化していく心理的な混乱や恐怖を繊細な演技で描き出している。
・ハン・ヒョジュとチョン・ウヒの仲睦まじいメイキング映像/映画『愛を歌う花』メイキング映像
そんな彼女をより大きな混乱の中へと導く精神科医イノ役に、2000年に『JSA』で青龍賞ならびに春史映画芸術賞の助演男優賞を受賞、さらに近年も歴代興収ランキング第1位のメガヒットを記録した映画『エクストリーム・ジョブ』(19年)へ出演するほか、ドラマ『怪物』で百想芸術大賞の最優秀演技賞を受賞したベテラン、シン・ハギュンが扮している。
さらに、娘のキャリアにこだわる母ソジョン役に、ホン・サンス監督作『あなたの顔の前に』(21年)での百想芸術大賞女性最優秀演技賞の受賞が記憶に新しいベテラン女優イ・ヘヨンと強烈な存在感をもたらす演技派俳優が集結。共に百想芸術大賞で新人女優賞を受賞した共通点を持つチョン・ウヒとイ・ヘヨンによる、母と娘の愛情と執着を立体的に表現した熱演バトルも見どころ。
ソウル独立映画祭特別賞を受賞し、ベルリン国際映画祭でも上映され、国内外から高評価を得た2008年の短編『春に咲く』チョン·ジヨン監督が初めて手掛けた長編映画である本作は、企画を進行する過程で主人公がキャスターという設定が追加された。これは「端正で知的で美しい――世間からそのような目で見られている女性キャスターの裏の顔を描くと面白いのでは」というチョン・ジヨン監督の着想にもとづくという。
生放送5分前、テレビ局のキャスター・セラ(チョン・ウヒ)のもとに「殺される」と死を予告する謎の電話から始まる。斬新なストーリー展開をキャリアウーマンが抱える不安と欲望などの心理描写を巧みに映し出しながら描く、新たなサスペンス・スリラーが展開される。
『死を告げる女』は12月23日より全国順次公開。
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