「みんなが心に怪物を飼っている」タイトルに秘めた想いとは
北村匠海×中川大志W主演映画『スクロール』の主題歌をSaucy Dogが担当。本作のために書き下ろした「怪物たちよ」の制作インタビューが解禁され、タイトルに込められた想いや作品の魅力を語った。併せて、ボーカル石原が影響を受けたという本編映像も公開。
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学生時代に友だちだった〈僕〉とユウスケのもとに、友人の森が自殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた〈僕〉と、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“生きること・愛すること”を見つめ直す二人に、〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な自分になりたいと願う〈私〉と、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂の時間が交錯していく。⻘春の出口に立った4人が見つけた、きらめく明日への入口とは──?
橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説「スクロール」が原作。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描く。若い世代から「自分たちの物語」と圧倒的な共感を獲得した、鈍色の⻘春を駆ける若者たちのリアリティ溢れる⻘春群像劇だ。メガホンをとったのは、様々な映像のジャンルをクロスオーバーして活躍する清水康彦監督。さらに、唯一無二の映像美で数々の作品を彩ってきた川上智之が撮影監督を担当した。W主演の北村匠海と中川大志に加え、松岡茉優、古川琴音ら実力派俳優が脇を固める。
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本作の主題歌を担当したのは、若者から絶大な支持を誇るSaucy Dog。Vo/Gtの石原慎也、Baの秋澤和貴、Dr/Choのせとゆいかで構成された3ピースロックバンドだ。今回は、主題歌「怪物たちよ」を歌う石原に、本作のために書き下ろされた曲の成り立ち、そして作品の魅力を語ってもらった。
今回主題歌のオファーが来たときは、率直にとても嬉しかったそうで、「まずどのような作品なのかを理解したくて、原作も映画もしっかり見させて頂きました。そしてこの作品の主題歌としてエンディングで何を伝えられるか、を考えました」と曲がエンディングで流れているところを想像しながら作り上げていったという。
その中で、「生きてこそ輝けるし生きているせいで苦しんでいるんだろうと思います。ここに書いてるのはほんの一部ですが、自分も含めてみんなが例外なく心に怪物を飼っている。良い怪物も悪い怪物も。そんな誰もが見えていない当たり前を書きました」と曲に込めたメッセージと共に、主題歌のタイトル「怪物たちよ」の由来についても語ってくれた。今回の曲は、今までになくかなり攻めた歌詞になっており、これまでとは一味違うSaucy Dogの曲のようだ。
さらに、本作の印象的なシーンについては、「ユウスケが森の母親に抗議しているシーンは僕もかっこいいなと思いました。」と回答。ユウスケの友人・森の葬式に集まった報道陣に社会のあり方を訴える森の母親に対して、テレビ局員として「自分もその社会の中に入ってませんか?」と矛盾点に鋭く切り込んだシーンを挙げた。
今回は、そんなSaucy Dog石原慎也も特に印象に残ったという本編映像を解禁! 2月1日からは主題歌「怪物たちよ」も配信され、さらに注目が集まる本作。歌詞にも注目しながら劇場で楽しんでいただきたい。
『スクロール』は、2月3日より公開。
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