死体役ばかりの売れない役者の不器用な生き方をユーモアとペーソスで描く
主演に奥野瑛太、ヒロイン役に唐田えりかを迎えたハートフルな人間ドラマ『死体の人』より、奥野演じる“死体の人”のコミカルな姿を捉えた本編映像を紹介する。
・唐田えりか、突然現れた“ビールの妖精”に「君の恋の応援をするために来た」と言われ?/イヤードラマ「ホップな妖精は恋の魔術師!?」
次代を担う才能の発掘と育成を目的として2016年にスタートした、“まだ存在しない映画の予告編”で審査するユニークな映像コンテスト「未完成映画予告編大賞 MI-CAN」。草苅勲監督による本作は、その派生プロジェクトとして、日本を代表する映画会社のプロデューサーが過去の入選作を審査した敗者復活戦「MI-CAN3.5 復活祭」から誕生した作品だ。
演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりの売れない役者・吉田広志(奥野)と、彼と運命の出会いを果たすヒロイン・加奈(唐田)。彼らの不器用な生き方を通して、理想と現実の折り合いをつけることの難しさ、そして“生きることと死ぬこと”という普遍的なテーマを、草苅監督自身の俳優経験を活かして絶妙なバランスのユーモアとペーソスで描く。
・唐田えりか、ワケありヒロインを演じる「こんなことでくらいしか、人を喜ばせられないから」
紹介する映像は、平井亜門と山﨑果倫が演じる恋人たちの乗るボートに、死体が流れてくるという劇中劇から始まる。死体役として出演している“死体の人”の姿を切り取ったオープニングシーンは、台詞のない死体役でも妥協を許さない“死体の人”が、こだわりすぎて現場で空回りしてしまう姿が描かれている。
続いて“死体の人”が唐田演じるヒロイン・加奈と出会う運命的な瞬間を映したシーンでは、デリヘル嬢として働く加奈と初めて対面し、自分で呼んでおきながら戸惑ってしまう姿から、“死体の人”の情けなくも愛らしいキャラクター性が垣間見える。2人のままならない日常にどんな変化が起き、どんな生き様と死に様がスクリーンで描かれるのか。
当サイトでは、今週末に唐田えりかのインタビューを掲載予定。楽しみにお待ちください。
『死体の人』は3月17日より全国順次公開。
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