捜査一課の捜査員と幹部の全面協力により、波乱に満ちた捜査の内幕を紐解く
2000年に日本で発生した英国人失踪事件の波乱に満ちた捜査の内幕を、警視庁捜査一課の刑事たちのインタビューを通して紐解いていく、犯罪ドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』。7月26日からNetflixで独占配信される本作より、予告編を紹介する。
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2000年7月、警視庁麻布署に届けられた1件の家出人捜索願。捜索対象は後に世界を震撼させる猟奇事件の被害者、イギリス人女性のルーシー・ブラックマンだった。
イギリスから来日した家族が記者会見を開き、犯人逮捕を懇願する様子が当時TVでも多く取り上げられ、トニー・ブレア首相(当時)もコメントするなど、事件は政治レベルにまで反響を及ぼすほどに発展する。来日した被害者の家族が、進まない捜査に関して警視庁の態勢を厳しく批判したこともあった。そんな文化的な衝突の裏側では、執拗までに綿密な捜査が行われており、憎むべき凶悪犯罪者逮捕に執念を燃やした刑事たちがいた。
捜査に関わった数々の警視庁捜査第一課のベテラン刑事たちの視点から、日本犯罪史上、最も猟奇的な性犯罪事件の一つであるルーシー・ブラックマン事件において、いかにして犯人逮捕まで至ったかを詳細に描くのが、長編ドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』である。
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ドキュメンタリーとして注目を集める本作の監督は、映画『サムライと愚か者 オリンパス事件の全貌』(15年)で、グローバル社会における日本の企業文化に鋭いメスを入れた山本兵衛。本作でも2つの文化と価値観が複雑に絡み合う事件を題材に、独自の視点で何が起こったかを描いている。
山本監督は本作を撮影した動機について、「日本で起こった犯罪事件を扱うド2つの文化や価値観が衝突する、そんなストーリーの中に、自分は監督としてユニークな視点を見出せるのではないかと考えています。2000年に起きたルーシー・ブラックマン事件も異なった価値観や考え方が、国内外でのメディア報道や警視庁による捜査など、様々な面において影響したという部分に非常に興味を持っていました」と明かす。
紹介する予告編は、「あんな卑劣な人間がいるなんて思わなかったね」という関係者の証言から始まる。そして被害者の家族や捜査員の証言、当時のニュース映像が続き、日本犯罪史上最も猟奇的な性犯罪事件の真相が紐解かれていく。
Netflixドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』は、7月26日よりNetflixで独占配信。
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