藤竜也主演、尾道の昔ながらの小さな豆腐店で、すれ違う父と娘の心温まる愛情を描いた、『高野豆腐店の春』。本作の本編映像&場面写真を紹介する。
・藤竜也が80代最初の主演映画でゲートボールに挑戦! 故・三遊亭円楽も解説者役で友情出演
スクリーンデビューから60周年を迎えた藤竜也、豆腐店を営む主人公を好演
尾道の小さな豆腐店を営む、職人気質の父・辰雄(藤竜也)と少し頑固な娘の春(麻生久美子)。毎日陽が昇る前から、そっと厨房に明かりを灯し、地道にコツコツとこだわりの豆腐作りに励む2人は、少しすれ違うこともありながらも和やかな日常を過ごす。
だが、辰雄には、自分がいなくなるとひとりぼっちになってしまう娘の心配事もあり…。そんな変わらない日々の中、2人には新しい出会いが訪れ、かけがえのない幸せな時間が尾道を舞台に描かれる。日々の丁寧で細やかな暮らしが愛おしく思える、“豆腐”のような心温まる物語が誕生した。
スクリーンデビューから60周年を迎えた藤竜也が、尾道で長きにわたり豆腐店を営み、街の仲間たちから愛される主人公・高野辰雄を好演。主人公の人生を、まさに豆腐のように味わい深く演じている本作。
三原光尋監督渾身のオリジナル脚本に惚れ込んだ藤は、出演を熱望。『村の写真集』(04年)、『しあわせのかおり』(08年)に続き、藤竜也×三原監督の3度目のタッグとなり、自身の代表作とするべく撮影に挑んだ。
そんな辰雄の娘・春役には、今や日本映画に欠かせない女優となった麻生久美子。麻生は藤の主演作『猫の息子』(97年)への出演以来、本作で26年ぶりに共演し、すれ違いながらも互いを思いやる親子役を演じる。そして、偶然の出会いから親しくなる独り身の老婦人・中野ふみえ役を中村久美が演じ、辰雄が心惹かれてゆく淡い恋模様も描かれる。
公開された本編映像は、とある偶然が重なり言葉を交わすようになった辰雄とふみえの心温まるデートシーン。喫茶店でお互いの身の上話をする辰雄とふみえ。「ご家族の方は…」と辰雄が切り込むと、「なーんもない。旦那も子どもも親戚も。なんかあっても身一つよ」と返すふみえ。すると、辰雄がさらに「失礼ですが、ご結婚の方は?」と畳みかける!「ずぼらで気ままな性格で〜」と飄々とふみえも打ち返す。
次はふみえが「お宅は? 確かお嬢さんでしたか?」と切り込み、「いや、お嬢さん何て。50前が居座っとります」と辰雄が返す。という出会ったばかりの2人ならではのフレッシュな会話がよどみなく繰り広げられる。前のめりな辰雄はプレゼントも忘れない。高野豆腐店自慢の豆腐と豆乳を持ってきていたのだ。喜ぶふみえ。辰雄は嬉しそうに自慢の豆腐について語りだす。「うちの豆腐は豆の香りが強いので、まずこのまま召し上がって下さい。そのあとちーっと塩をかけますとこれがグーです!」と力説する。
そしていよいよデートも終盤へ。尾道市街地の対岸に住むふみえを見送るため船乗り場へ。船の前でふみえが「ごめんなさいね、話し込んでしもうて」というと、「いや、楽しかったです」と辰雄。「お豆腐ありがとう、じゃあ」と後ろ髪ひかれつつ船へ乗り込むふみえ。手を振り合う2人。
辰雄は嬉しそうな笑顔で第二関節をクイクイと曲げる独特な手の振り方で見送る。解禁された画像の方は、もともと携帯電話を持たなかった辰雄が、ふみえとの連絡用にスマホを入手して教えてもらっているシーン、もう1枚は学生デートの様に瀬戸内海を眺めながら地べたに座り話し込む2人。見ているこちらもつい笑顔になってしまう心温まる素敵なデートシーンとなっている。
『高野豆腐店の春』は8月18日より全国公開。
・[動画]藤竜也×麻生久美子、小さな豆腐店の父と娘の心温まる物語/映画『高野豆腐店の春』予告編
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