猪木が設立した新日本プロレスの創立50周年記念プロジェクト

2022年10月1日に79歳で惜しまれつつこの世を去ったアントニオ猪木。日本を代表するプロレスラーにして実業家、政治家としてリングの内外で伝説的なエピソードを数々残してきた唯一無二の男。その壮大な軌跡を追うドキュメンタリー映画『アントニオ猪木をさがして』より、特報映像を紹介する。

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果たして巨星・アントニオ猪木とは、どんな人物だったのか? 我々にとって、アントニオ猪木とはいかなる“存在”だったのか? 本作は、「元気ですか!?」「馬鹿になれ!」等、誰もが一度は耳にしたことのあるアントニオ猪木の発した”言葉”の数々を切り口に、“挑み続けた男・アントニオ猪木”の真の姿に迫っていくドキュメンタリー映画だ。

本作はドキュメンタリー、短編映画、貴重なアーカイブ映像&スチールの3パートから構成される。ドキュメンタリーパートには、有田哲平(芸人)、海野翔太(プロレスラー)、オカダ・カズチカ(プロレスラー)、神田伯山(講談師)、棚橋弘至(プロレスラー)、藤波辰爾(プロレスラー)、藤原喜明(プロレスラー)、安田顕(俳優)らが出演。短編映画には田口隆祐(プロレスラー)、後藤洋央紀(プロレスラー)らが出演する。

『アントニオ猪木をさがして

ドキュメンタリーパートに出演する棚橋は、「僕にとっての猪木さんは2人いました。好き嫌いではなく、善と悪とでも言いましょうか。道場の猪木さんのパネルを外した真相も語っています。結局、なんやかんや言っても猪木さんが好きなんでしょうね。映画の中では、皆さんにも、色んな時代の、すべての猪木さんが現れてくるはずです」と期待を寄せる。

猪木VSマサ斎藤による“巌流島の戦い”を書き下ろしの講談で披露する神田は、「巌流島にて、猪木さんとマサ斎藤さんの決闘を講談で読みました。白いマットに講釈台を置き、張り扇を打ち、四方に篝火をたき、雨が降ったら一発アウトな中、梅雨の時期に撮りきりました。私に出来ることは講談しかないので、語り継ぐという鎮魂が出来たら幸いです。『今まで猪木さん、楽しませて頂いてありがとうございました』。その気持ちを講談に」と意気込みを明かす。

アントニオ猪木の写真を撮り続けた写真家・原悦生氏との対談を実現させた安田は、「敬愛するアントニオ猪木さんのドキュメンタリー映画に出演させていただけること、大変光栄に思います。本作品は、猪木さんがどのような人生を歩まれたのか、どれだけ多くの方に感動を与えてこられたのかを目の当たりにできる作品になっています。猪木さんの生き様は、これからも多くの方の心を奮い立たせ、背中を押してくれることでしょう。1人の猪木さんファンとして、この作品を拝見するのが楽しみです。皆様、是非、劇場でご覧ください」と言葉を寄せている。

今回紹介する30秒特報では、「あれから1年──」の文字と共に、さまざまな猪木の姿を捉えた写真が映し出され、さらに「伝説」「偉人」「カリスマ」「挑戦者」「変人」「英雄」「異端児」といった猪木のキャラクターを表すキーワードが流れる。そして映像の最後では、「元気ですか!?」という猪木の力強い呼びかけに続き、大きな歓声が湧き起こる。現在制作中の本編に期待が高まる映像だ。

『アントニオ猪木をさがして』は10月6日より全国公開。

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