東出昌大は女に貢がせ生計を立てる男、馬場ふみかは家族のしがらみから逃げるフリーターに…ワケあり住民が暮らす安アパートの人間模様は?
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主題歌は人気ブルースデュオ・T字路sの「愛おしい日々」に決定
馬場ふみかが主演し、東出昌大、倉悠貴、笹野高史らが共演する映画『コーポ・ア・コーポ』より、ポスタービジュアル・メイン画像・予告編を紹介する。また、本作の主題歌を人気ブルースデュオ「T字路s」が担当することが決定した。
馬場ふみか、『コーポ・ア・コーポ』映画化でやさぐれフリーターを好演! 共演は東出昌大、倉悠貴ら
原作は、コミックサイト「COMIC MeDu(こみっくめづ)」に連載され、独特の世界観でコアなファンを量産し続ける岩浪れんじの同名漫画。大阪の安アパート・コーポのワケありな住人たちを取り巻く人間模様を生々しく飄々と、時に温かな眼差しで描き、芥川賞作家の故・西村賢太に「得体の知れぬ日常を底知れぬ生命力で渉る。そんな人たちが、ここにいる」と称賛された。
家族のしがらみから逃げてきたフリーター・辰巳ユリ(馬場)、複雑な過去を背負い、女性に貢がせて生計を立てている中条紘(東出)、日雇の肉体労働で日々を過ごし女性に対して愛情表現が不器用な石田鉄平(倉)、過去の事こそ話さないが「コーポ」の一角の部屋で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(笹野)。彼らは大阪の下町にある安アパート「コーポ」に住んでいる。
今回紹介するポスタービジュアルには、主人公・辰巳ユリ(馬場)をはじめ、ユリの住む「コーポ」の個性豊かな住人、中条(東出)、石田(倉)、宮地(笹野)がコーポの入り口に並ぶ。「いろいろあるけど、まぁええか。」のコピーが添えられ、ペーソスあふれる物語を予感させる。
予告編では、猫を抱え金髪ロングのユリをはじめ、冒頭からワケあり住人たちが次々と登場。人気ブルースデュオT字路sが手がける主題歌「愛おしい日々」が物語に彩りを与え、彼らを優しく包み込むように流れる。「生きるのが下手かもしれない。でも、今日も生きている」というナレーションと共に、住人たちに見送られながらコーポを出発し、風を受けて自転車で下町の街並みを走りぬける主人公ユリの背中は、「明日も生きてみよう」と感じさせてくれる。
主題歌を担当するT字路sは、伊東妙子(Gt、Vo)、篠田智仁(Ba/COOL WISE MAN)によるギターヴォーカル、ベースのデュオ。2010年5月に結成。劇伴を手掛けた映画『メタモルフォーゼの縁側』(22年)で主演の芦田愛菜と宮本信子が歌唱した主題歌が話題に。同アルバムを引っ提げて行った全国ツアーはソールドアウトが続出し、同年開催されたフジロックフェスティバル等数々のイベントにも出演し、各地で好評を得た。2023年も、The Street Slidersのトリビュート作品、NHKラジオ深夜便のテーマ、NHKみんなのうた、日本テレビドラマ『だが、情熱はある』の劇伴リリースなど精力的に活動中。
T字路sは、「八方塞がりのようでいて、ひと筋の光が見える。ささやかに、逞しく、それでも生きる。 原作のファンであり、自分たちが常々作っている曲の世界と重なる部分が大きいと感じておりましたので、主題歌を担当できること大変嬉しく、意気込んで、さて作ろうかとギターを抱えると、驚くほどあっという間にメロディも詞もしっくりと出来上がりました。きっと登場人物たちが私のなかに降りてきてこの曲を作らせてくれたのではないかと。とても気に入っています。 エンディングと共に、作品の余韻を深められたらと願っております」とコメントを寄せる。
『コーポ・ア・コーポ』は11月17日より全国公開。
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