Aぇ! group佐野晶哉、役作りのためプライベートでもカメラを趣味に「『私の遺影を撮って』と言われ…」祖母とのエピソード明かす

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(C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA
『明日を綴る写真館』
『明日を綴る写真館』
『明日を綴る写真館』

平泉成、佐野晶哉の演技を絶賛「ほぼ80歳が泣かされて、胸がツーンと来ましたよ」

俳優生活60年を誇る平泉成が満を持しての初主演を飾り、佐野晶哉(Aぇ! group)が相手役を務める映画『明日を綴る写真館』。本作より、平泉と佐野のスペシャル・インタビュー映像を紹介する。

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あるた梨沙による同名漫画を実写化した本作は、年の差58歳の素直になれないふたりが紡ぐ、美しくて優しい感動の物語。60年のキャリアを誇り、公開直前に80歳を迎える平泉成が満を持して初主演し、先日CDデビューを果たし、デビューシングル「《A》BEGINNING」が、初週62.5万枚を売り上げ、「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得した「Aぇ! group」の佐野晶哉が相手役を務める。

名優・平泉が、自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマン役として、さびれた写真館を営む鮫島を演じる。一方、佐野が演じるのは、平泉演じる鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・太一。年齢も考え方も全く違うが、“自分に素直になれない”という共通点を持つ58歳差のふたり。人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こす。

今回紹介するのは、平泉成&佐野晶哉スペシャル・インタビュー映像。初めて主演作を演じるにことについて平泉は、「60年、脇役ばかりをやってきたので、(オファーが)来た時は嬉しかったですね。台本を仏壇に飾って、親父とお袋に手を合わせました」と感無量の面持ち。

一方、その平泉とじっくり共演した佐野は、「芝居が終わった後に『今の芝居がちょっとなぁ』とか『佐野君ごめんなぁ』と言ってくださって、58年先輩がそんな感じでいるので、現場の空気感が優しくて愛にあふれていて、楽しい撮影でした」と大先輩・平泉の気さくな人柄に感嘆。「60年やっても答えが見つからないような仕事だからこそ、役者って面白いんだよ」とも言われたという佐野は、「80歳になっても芝居がしたい」と発起。「夢が広がるような素敵な出会いでした」と、未来にも大きな影響を与えた平泉との共演となった。

また、「本番中に芝居を投げると、それを非常にナチュラルに受け止めて投げ返してくれる」と佐野の自然体の演技を讃える平泉。「(本編の佐野の)仕上がりを見たら、すごく良いんですよ。佐野君の芝居に、ほぼ80歳が泣かされて、胸がツーンと来ましたよ」と照れながら明かした。「先々(役者として)大きくなるんじゃないかな」とも述べ、佐野の役者としての将来性に太鼓判を押した。

『明日を綴る写真館』

本作のオファーがある2ヵ月前から、プライベートでカメラを趣味にしていたという佐野。「おじいちゃんのお墓参りに行った時に、おばあちゃんに『私の遺影を撮って』と言われ、紅葉の綺麗な山で写真を撮りました」と祖母とのエピソードを振り返った。

本編では、佐藤浩市演じる牧が、亡き妻(吉瀬美智子)の葬儀の時に良い遺影がなかったことを後悔し、自身の遺影撮影のために写真館を訪れるエピソードがある。「この作品の中にもそういうシーンがあるので、クランクインする前におばあちゃんがそういうことを言ってくれて素直に嬉しかったし、この作品を通して“その人の今を残すことの大切さ”は痛いほど胸に染みているので、孫だからこそ撮れる元気なおばあちゃんの素敵な笑顔を、趣味になった大好きなカメラで撮れて良かったなぁって。カメラって良いなぁ、映画って良いなぁ、この作品最高やなってすごい感じています」と、この映画との奇しき巡り合わせをしみじみ語った。

『明日を綴る写真館』

ファッション誌などから引く手あまたの気鋭の若手カメラマン・太一と、赤字続きのさびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島。年齢や考え方が異なるだけでなく、キャリアもかけ離れているふたり。鮫島の写真に運命的に出会い、弟子入りを志願する太一に、はじめは「帰りなさい」と冷たくあしらう鮫島だったが、諦めずにともに行動する太一を、徐々に認めていくようになる。あわせて紹介する場面写真では、カメラマンとしてのプライドがぶつかり合うショットとは対照的に、まるで親子のような温もりを感じさせるシーンも切り取られている。

『明日を綴る写真館』は6月7日より全国公開。

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