ソン・ジュンギ、激しいアクションの後にホン・サビンを抱き寄せ「痛かっただろう」とハグ…! 優しい“兄貴”っぷりに胸キュン
『このろくでもない世界で』よりメイキング&コメンタリー映像が到着
第76回カンヌ国際映画祭&第28回釜山国際映画祭に公式出品され、百想芸術大賞で4部門にノミネート、キム・ヒョンソが新人演技賞に輝いた話題の韓国映画『このろくでもない世界で』。今回、本作のメイキング&コメンタリー映像が公開された。
・【動画】キム・ヒョンソ(BIBI)、ソン・ジュンギの目つきに鳥肌/映画『このろくでもない世界で』メイキング&コメンタリー映像
・ソン・ジュンギが鍛え上げた肉体で悪の男を熱演、新鋭ホン・サビンの名演に引き込まれる!
社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たな才能が発掘された。本作が初⻑編作品となる監督・脚本のキム・チャンフンだ。実話ではないものの、監督自身が社会で苦労した経験をエッセンスとして盛り込み、身体的痛みと心の叫びが渾然一体となった脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。
ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会を頂けて感謝している」とその理由を語っている。チゴンの属する犯罪組織の門戶を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが…。
今回公開されたメイキング&コメンタリー映像では、出演者のホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソと、キム・チャンフン監督を含めた4名が、撮影時の印象や本作のキャラクターについて説明している。ホン・サビンは本作で⻑編初主演となるが、監督はオーディションの際「初めて会った時、言葉にできない独特な雰囲気があった。セリフを聞きながら、彼がヨンギュだと思った」と語る。
ソン・ジュンギは、ホン・サビンのことを「元々実力のある舞台俳優として有名」だから知っていたという。映画の中でも「俺のことは兄貴(ヒョン)だと思え」と兄弟のような間柄で徐々に通じ合う2人だが、現場でもその兄弟関係を築いたようで、激しいアクションの撮影の後などは、カットがかかるや否やソン・ジュンギはすぐにホン・サビンを抱き寄せ「痛かっただろう」とハグをする優しい兄貴の瞬間が収められている。
また、ヨンギュの義妹ハヤン役を演じ、百想芸術大賞では新人演技賞を見事受賞したキム・ヒョンソについては、ソン・ジュンギは「いろんな方法で自分を表現するアーティスト。全てを備えた人」と大絶賛。
監督も「強烈なエネルギーとタフなイメージ。常に圧倒された」と賛辞を惜しまない。そんな中ホン・サビンは「すごくファンだったので、緊張した」と主演らしからぬ微笑ましいコメントをしている。
そんな新人離れしたキム・ヒョンソも舌を巻いたのが、さすがはグローバルスターのソン・ジュンギだ。「おお、ヒョンソ!と優しく言っていた方が、急に目つきが一変するので鳥肌が立ちました」。
一触即発なヒリヒリした物語とは異なり、実際にはお互いをリスペクトし合うクリエイティブな現場だったようだ。そのほかにも、傷跡の特殊メイクを施す様子や、撮影時の貴重な裏側をたっぷり見ることができる映像となっている。
『このろくでもない世界で』は現在公開中。
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