吉野北人、“内気で地味”な外見のキャラクター演じるための役作りとは?『遺書、公開。』スペシャルトーク

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(C)2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 (C)陽東太郎/SQUARE ENIX

併せて2年D組の1年間を振り返る「2Dクラスアルバム」も公開

THE RAMPAGE吉野北人が主演を務めるドス黒エンタメミステリー映画『遺書、公開。』より、吉野×志田彩良×松井奏×堀未央奈が作品の魅力を語るスペシャルトーク映像と、2年D組の1年間を振り返る「2Dクラスアルバム」を紹介する。

・THE RAMPAGE吉野北人、主演映画『遺書、公開。』は「人間の欲を凄く感じる作品」スリリングな予告映像が公開に

本作は、陽東太郎による同名漫画を映画化した衝撃のドス黒エンタメミステリー。原作の奇抜な設定に惚れ込んだ鈴木おさむが手がけたシナリオを、『東京リベンジャーズ』シリーズ、『賭ケグルイ』など群像劇に定評がある英勉監督が映画化した。『ハンサム★スーツ』(08年)以来16年ぶりとなるふたりのタッグが、それぞれの遺書の内容と虚実が入り乱れた記憶を織り交ぜながら、美しくもおぞましい人間の本性を容赦なく暴いていく。

新学期の春、2年D組に送られてきた〈序列〉ーそこには生徒と担任の全員の明確な順位が示されていた。序列1位の姫山椿は優しくて人気者、誰もが認める優等生。だがある日、彼女が何の前触れもなく自殺する。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届き、その日から学級崩壊が始まる。果たして生徒たちを待ち受けるものは?

2年D組の生徒24人を演じるのは、本作で映画初主演となるTHE RAMPAGEの吉野北人や、『恋わずらいのエリー』(24年)の宮世琉弥、『恋を知らない僕たちは』(24年)の志田彩良、大人気グループIMP.のメンバーであり、IMP.結成後は今作が映画初出演となる松井奏、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの高石あかり、乃木坂46の元メンバーで、卒業後は数々の映像作品に出演する堀未央奈などなど、未来のエンタメ界を担う注目の次世代俳優&アーティストたち。『リリイ・シュシュのすべて』(01年)などの忍成修吾も担任教師役で参戦する。

今回紹介するのは、私立灰嶺学園2年D組の1年間を振り返る「2Dクラスアルバム」。劇中で描かれる体育祭や文化祭や部活動など、クラスの青春のひとときを映し出した写真が散りばめられている。だが、よく見てみると、体育祭のリレーアンカーや文化祭の劇の主役などに序列1位の姫山の姿が…。2年D組は、姫山を中心に回っていたことが伺える。緊迫感あふれるストーリー展開でありながら、ポップなビジュアルとのギャップが、より一層の不気味さを際立たせる。

こんなに楽しそうなクラスの中で、どうして姫山は自殺してしまったのか——。普段は謎めいた存在であまり笑わない千蔭(宮世)が爆笑していたり、不適な笑みを浮かべる廿日市(志田)や、笑顔が弾けるクラスメイトたち。彼らの笑顔の訳とは…。

また、スペシャルトーク映像では、吉野北人、志田彩良、松井奏、堀未央奈が、撮影の裏側や作品への想いを熱く語っている。衝撃的なシーンが満載の脚本を初めて読んだ時の感想を語り、自身が演じたキャラクターについて振り返り、吉野は内気で地味な外見のキャラクターを演じるためにこだわった点も明かしている。

さらに、映像内のメイキングでは、撮影現場に集結した同世代のキャストたちが、まるで学生時代に戻ったかのように活気に溢れている様子が垣間見える。カメラが回っていない間、彼らは他愛もない雑談で盛り上がり、教室のセットに入ると一転、作品の持つ独特の暗い雰囲気に引き込まれていく。キャタクターの二面性を巧みに演じる若手俳優たちの熱演にも注目してほしい。

『遺書、公開。』は2025年1月31日より全国公開。