Fukaseは「この曲は僕の友人との共作です」SEKAI NO OWARIの楽曲が『少年と犬』主題歌に決定
#SEKAI NO OWARI#伊原六花#伊藤健太郎#宮内ひとみ#少年と犬#斎藤工#映画#柄本明#瀬々敬久#西野七瀬#馳星周
出逢いと別れを描いた感涙の最新予告映像が公開
高橋文哉と西野七瀬をW主演に迎え、馳星周による直木賞受賞の感動作を映画化した『少年と犬』。本作の主題歌にSEKAI NO OWARIの「琥珀」が決定し、出逢いと別れを描いた感涙の最新予告映像が公開された。
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ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数50万部を突破している名作「少年と犬」。様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説は、犬好きも、そうでない人をも巻き込み話題となった。
大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨ってきた1匹の犬“多聞”が、南の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流——。全ての人々の心に寄り添う珠玉の感動物語が、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて映画化される。
監督を務めるのは、『ラーゲリより愛を込めて』(22年)『糸』(20年)など、人間ドラマの名手・瀬々敬久。企画・プロデュースは、『ラーゲリより愛を込めて』で藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆。そして脚本は、第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞の『永遠の0』(13年)の林民夫。『ラーゲリより愛を込めて』『糸』以来の瀬々×林×平野の最強チームが復活し、新たな珠玉の感動物語を創り出す。
キャストには、W主演を務める高橋文哉と西野七瀬をはじめ、斎藤工、宮内ひとみ、柄本明、伊原六花、伊藤健太郎ら実力派が名を連ねる。
そして今回、多聞が起こした奇跡の物語を彩る主題歌に、SEKAI NO OWARIの「琥珀」が決定した。SEKAI NO OWARIのデビュー15周年の始まりとして発表される「琥珀」は、ピアノ、弦とオーボエの演奏で構成されたシンプルなアレンジの中に、優しくも力強いメロディと歌詞が響き、聞く人に様々な感情を想起させる楽曲だ。
SEKAI NO OWARIは、2011年のメジャーデビュー後、唯一無二の存在感を放ち、ポップからダークまで幅広い音楽性を持った楽曲とテーマパークのような世界観あふれるライブ演出で、子どもから大人まで幅広い層のリスナーを魅了する4人組バンド。2022年にリリースしたシングル「Habit」がSNSを中心に話題沸騰となり、TikTok上で25億回再生、さらにYouTubeで公開したMusic Videoは、なんと5ヵ月で1億回再生を突破。2022年を代表する楽曲となり、同年のレコード大賞をも受賞した。
主題歌のオファーを引き受けた際、Fukaseの頭に浮かんだ1つの曲があった。それは、SEKAI NO OWARIの活動以前からFukaseの友人であり、新世界リチウムのベーシストでもあった千葉龍太郎さんがFukaseに聴かせていた楽曲だった。その後、千葉さんは事故で他界され、その曲は未完成となっていた。今回SEKAI NO OWARIは、Fukaseの友人が残したそのメロディに新たなメロディを加えて、歌詞を書き、「琥珀」を完成させた。
Fukaseは「この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて『琥珀』という名前を付けました。多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです」とコメントを寄せた。
この楽曲を聴いたW主演の高橋は、「学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差しているような不思議な感覚でした。映画館で皆さんに今作を見ていただいて、『琥珀』がかかった時に歌詞が脳につきささる体験を、ぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです」と喜びと共に想いを明かした。
同じくW主演の西野も、「SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています」と絶賛する。
プロデューサーの平野も「『琥珀』を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。美羽(西野)が和正(高橋)を想う気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。映画と主題歌で “貴方の心に溶けている消せないもの“ を感じて頂ければと思います」とコメントを寄せた。
あわせて、予告映像が公開された。震災で職を失い犯罪に手を染めてしまった和正(高橋)と、罪を犯し秘密を抱えて生きる美羽(西野)、人生に希望を失っていた2人が、「多聞」と出会ったことで“まっとうに生きよう”と必死にもがいている様子を主題歌の「琥珀」が温かく包み込む。さまざまな人との出会い、そして別れを繰り返しながらもたった1人の大切な人にめがけて突き進む「多聞」の奇跡の物語に期待が高まる。
また、新キャストも登場する本ポスタービジュアルでは、それぞれの想いが交錯する憂いを帯びた表情が印象的。犬の「多聞」の姿からは、長い旅路に向かう決意が感じられる。
■高橋文哉
学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌「琥珀」を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。「琥珀」は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差するような不思議な感覚でした。「グラスの泡みたいに消えたように見えてもそこに残り続けてる」というワンフレーズが特に胸にささりました。今作品で犬の多聞と関わっていくいろいろな人の心情や、僕が演じた和正の心情にも凄くリンクしている部分があります。映画館で皆さんに今作を見ていただいて「琥珀」がかかった時に、歌詞が脳につきささる体験をぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです。
■西野七瀬
SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。「琥珀」を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています。私が演じた美羽の想いとも重なる歌詞だと感じたのですが、映画を見て書き下ろしてくださっているからこその特別感に嬉しくなりました。
『少年と犬』は3月20日より全国公開。
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