構想40年、私財186億円を投じて作り上げた一大叙事詩! フランシス・フォード・コッポラ監督最新作『メガロポリス』予告編
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理想都市・メガロポリスを通じて未来への“希望”を描く
『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』(79年)など数々の名作を生み出してきたフランシス・フォード・コッポラ監督が、私財1億2000万ドル(約186億円)を投じ、壮大なスケールで創り上げた14年ぶりの最新作『メガロポリス』が、日本公開&IMAX上映されることが決定。本作よりポスタービジュアルと予告編を紹介する。
・【動画】『地獄の黙示録』コッポラ監督が未来への“希望”描く/映画『メガロポリス』予告編
コッポラ監督は幼少期に見たH.G.ウェルズ原作の映画『来るべき世界』(36年)より着想を得て、1980年代より脚本を構想し、2001年にはニューヨークで台本読み合わせを実施した。そこにはロバート・デ・ニーロ、ポール・ニューマン、レオナルド・ディカプリオ、ユマ・サーマン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ラッセル・クロウなど名俳優たちが参加した。その後も撮影準備を進めていたが、同年ニューヨークで9月11日の悲劇が起こり、企画は中断となった。2007年には支援も途絶え、一度は断念の危機に立たされた。
しかし、コッポラは決して諦めなかった。その理由として、「この作品は私の中でまだ孵化し続けていた。というのも、私は作り方を知らない映画を作るのが好きだからだ。作り方を知らなければ、映画が作り方を教えてくれる。それに耳を傾けると、とてもエキサイティングなんだ」と語っている。そして約300回にも及ぶ脚本の書き直しを経て、ついに2021年、彼は自身のワイナリーの一部を手放し、私財1億2000万ドル(約186億円)を投じて映画製作を再始動。85歳になる今、まさに人生を賭けた渾身の一作を作り上げた。
舞台は、富裕層と貧困層の格差が社会問題化したアメリカ共和国の大都市ニューローマ。古代ローマの叙事詩を現代のアメリカと重ね合わせたことについてコッポラ監督は、「アメリカが共和制ローマの再来であることは明らかだ。ニューヨークに行けば、ローマ時代の建物で埋め尽くされていることに気づかされるだろう。私の意図は、古代ローマを模倣した現代のニューヨークを舞台にしたローマ叙事詩を書くことだった」と語っている。
そんな記念すべき超大作に集まった俳優たちも超一流だ。天才建築家の主人公・カエサル・カティリナを演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15年)でカイロ・レンを演じ注目を浴び、『マリッジ・ストーリー』(19年)では、アカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、高い演技力が評価されているアダム・ドライバー。
カエサルと対立する新市長フランクリン・キケロには、『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89年)『マルコムX』(92年)などスパイク・リー作品に多数出演し、最近では『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(25年)でヴィランのサイドワインダーを演じたジャンカルロ・エスポジート。キケロの娘・ジュリアを『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズや『ワイルド・スピード』シリーズなどに出演するナタリー・エマニュエル。
さらにオーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマンなど超豪華な実力派俳優たちが脇を固める。

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本作は、2024年のカンヌ映画祭コンペティション部門でプレミア上映され、上映後には鳴り止まぬほどのスタンディングオベーションを浴びた。様々な意見が飛び交う中、「映画とその無限の可能性に興奮し続ける映画作家の作品」(The New York Times)、「『メガロポリス』は映画である以上に体験であり、体験として忘れがたい」(Detroit News)と絶賛の声が多く寄せられた。
今回紹介する予告編は、ドライバー演じる天才建築家カエサルが「時よ 止まれ!」と叫び、自身の時間を止める能力に気づくシーンから始まる。富裕層と貧困層の格差が社会問題となっているアメリカ共和国の大都市ニューローマを舞台に、カエサルは「夢に描いた都市をわたしは創りたい」と新都市・メガロポリスの開発を進めようとする。
一方で財政難という課題を現実的に解決しようとする新市長のフランクリン・キケロは、「夢など要らない。必要なのは救済だ」と真正面から対立する。一族の後継を目論むクローディオ・プルケル(ラブーフ)の策謀にも巻き込まれ、カエサルは、絶体絶命の危機に直面するが…。
映像には、古代ローマのコロッセオを彷彿とさせる荘厳なセットや、緻密に作り込まれた未来都市メガロポリスが映し出され、コッポラ監督が描く壮大な世界観に圧倒される。コッポラ監督が私たちに伝えたいメッセージとは? 本作を見れば、あなたの魂はきっと揺さぶられる──。
日本版ビジュアルには、物語の舞台となるカエサルの住むビルが中心にそびえ立ち、その周囲には本作を彩る個性豊かなキャラクターたちが描かれている。ひときわ目を引く鷲のオブジェは、本編の重要なシーンで象徴的に登場する。まさに作品の壮大な世界観を表現したビジュアルに仕上がっている。
『メガロポリス』は2025年6月20日より日本公開&IMAX上映。
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