貧困・人種・難民……現代社会のひずみで苦悩する主人公に救いはあるのか?!
#アルフレート・デーブリーン#ウェルケット・ブンゲ#スターチャンネル#ドイツ#ブハン・クルバニ#ベルリン#ベルリン・アレクサンダープラッツ
それでも善人なりたい、ともがくフランシスを翻弄するものとは
スターチャンネルの映画レーベルである、STAR CHANNEL MOVIES作品の『ベルリン・アレクサンダープラッツ』が現在、MIRAIL、Amazon Prime Video、U-NEXTの動画配信サービスにてオンライン上映中であるが、6月6日よりBS10スターチャンネルにて最速独占プレミア放送することが決定した。この度、ブハン・クルバニ監督と主演のウェルケット・ブンゲの海外リモートインタビュー動画が解禁された。
・貧困・⼈種・難⺠問題のリアルに迫る! 善人になりたいと望む主人公に忍び寄る“悪魔” とは
本作は、1920年代のベルリン市井を詳細に描写したアルフレート・デーブリーンの小説「ベルリン・アレクサンダー広場」が原作。ドイツの新鋭ブルハン・クルバニ監督が構想に7年をかけ、物語の設定を大胆な解釈のもとに再構築したリブート版だ。ドイツ・ベルリンの最貧困層で生きながら、そこから抜け出そうともがく不法移民の青年・フランシスの苦悩と愛を描いている。
自身がアフガニスタン難民2世である監督は、主人公に社会から拒絶された難民を据えることを思いつき、過去に犯した罪を背負いつつ良い人間になろうと誓うが社会環境にぶつかり、犯罪社会へと滑り落ちていく物語を完成させた。現代社会が抱える貧困・人種・難民の問題がリアルに描かれ、スタイリッシュな映像で紡がれるサスペンスフルな展開が話題を呼び、ドイツ国内外で数々の映画賞を受賞している。
特別インタビュー動画には、本編映像と共にブルハン・クルバニ監督と主人公フランシス役のウェルケット・ブンゲの海外リモートインタビューの様子が収められている。制作の背景や役作り、物語の中で複雑に絡み合うフランシスとミーツェ、ラインホルトの関係などに触れ、クルバニ監督は「愛する者と愛せない者がフランシスを取り合っている」と述べている。
ウェルケットは「フランシスを演じることは難しかった。監督のアドバイスによっていい演技ができたと思う」「(本作が)遂に日本に辿り着いた。ぜひ見てほしい」と、結んでいる。
通常、STAR CHANNEL MOVIES作品は劇場で上映した約半年数後に独占プレミア放送されているが、本作は異例の最速放送となる。現代社会が抱える貧困・人種・難民のリアルに迫る本作に注目だ。
『ベルリン・アレクサンダープラッツ』は、6月6日よりBS10スターチャンネルにて放映。
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