子ども向けアドベンチャー、なのにスプラッター!? ジャンル不明の注目作
冒険心を描いた子ども映画の名作『グーニーズ』(85年)などを彷彿とさせつつ、『死霊のはらわた』(81年)といったカルト的人気を誇る映画の懐かしさ満載で描くSFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー『サイコ・ゴアマン』が2021年7月30日より公開! 本作より予告編が解禁された。
残虐宇宙人を手なずけた少女とは・・・! 80年代レトロに愛すべきB級要素満載の最新SF映画
カナダが誇る天才過激映像集団<アストロン 6>のメンバーで『バイオハザードV リトリビューション』(12年)や『パシフィック・リム』(13)ほか数々の大作に特殊効果としても参加しているスティーヴン・コスタンスキ監督の最新作。コスタンスキ監督が「もし自分にコントロールできるモンスターがいたら?」という幼少期に思い描いた夢を、「子ども向けテイスト」×「スプラッター」というありえない組み合わせで再現した作品だ。
日本版予告編は、宇宙の果てにあるガイガックスという惑星に“名前のない悪魔”が君臨したと告げる場面から始まる。その悪魔は、溶岩のように黒くゴツゴツとした姿で、簡単に地球を破壊できるほどの特殊な能力を持つ恐ろしい残虐宇宙人だった……。映画はその残虐宇宙人を操ることが出来る謎の宝石を地球の勝ち気な極悪少女が偶然手にしてしまったことから、「宇宙×近所」で起こる大スペクタル冒険劇を描いている。
日本の特撮を敬愛し『スーパー戦隊』シリーズや『仮面ライダー』などからの影響を公言しているコスタンスキ監督の本気がうかがえる、スーツアクターによる宇宙怪人たちも登場し、中には日本語を話すキャラクターの姿も! また、本予告編は、日本ならではの懐かしさを随所に散りばめており、最後には昭和特撮映画をイメージした形で公開・前売り情報が出てくる仕様になっているのも注目ポイントだ。
この夏、ちょっぴり不思議なアドベンチャー!
ある日、庭で遊んでいた勝ち気な少女ミミ(8歳)と兄ルーク(10歳)は、地底に太古から埋められ銀河で恐れられていた名前のない悪魔<残虐宇宙人>をよみがえらせてしまう。怒りと憎しみの感情しか持たず、計り知れない特殊能力を持った残虐宇宙人の復活により、地球は絶体絶命の危機に! しかし、光る謎の宝石をミミが手にしたとき、残虐宇宙人はミミに絶対服従せざるを得なくなる。暗黒の覇者でありながら1人の少女に逆らえない残虐宇宙人は、「サイコ・ゴアマン」と名付けられ、子どものいたずらに付き合うはめに。
その頃、銀河系の怪人たちが残虐宇宙人の復活を察知、宇宙会議を開き、サイコ・ゴアマン抹殺のため地球に向かおうとしていた……。
B級感満載ながら、喧嘩の絶えない兄妹の成長や残虐宇宙人に芽生えた新たな感情なども描かれており、忘れかけていた“大切なもの”が胸に響いてくるストーリーとなっている。
『サイコ・ゴアマン』は2021年7月30日より公開。
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