戦後ヨーロッパ最悪の悲劇、集団虐殺事件の真実に迫る問題作『アイダよ、何処へ?』予告編が解禁
#アイダよ、何処へ?#アカデミー賞#サラエボ、希望の街角#サラエボの花#ジェノサイド#ボスニア映画#ヤスミラ・ジュバニッチ#集団虐殺
サラエボ紛争を生き抜いた女性監督が衝撃のテーマに向き合う
19年ぶりにボスニア映画としてアカデミー賞にノミネートされた『アイダよ、何処へ?』が2021年9月17日より公開される。戦後ヨーロッパで最悪の悲劇となった集団虐殺事件「スレブレニツァの虐殺」を基に作られた衝撃作。本作より予告編が解禁された。
・マイケル・ジャクソン“ムーンウォーク”の元祖に、ユダヤ人を救った涙の過去
わずか四半世紀前のボスニアで何が起こったのか? 1995年7月、ほんの数日間のうちに約8000人ものボシュニャク人 (イスラム教徒)が殺害された惨劇の悪夢のような真実に真正面から迫った本作。綿密なリサーチに基づき<ジェノサイド=集団虐殺>というセンシティブなテーマに取り組んだのは、多感な十代の時にボスニア紛争を生き抜き、『サラエボの花』『サラエボ、希望の街角』など故郷ボスニアの紛争の傷跡を描き続けている女性監督ヤスミラ・ジュバニッチ。今回の作品は、彼女の最高傑作として、多くの賞を受賞し絶賛を博している。
公開された予告編映像は、ボスニア紛争末期の1995年、ボスニア東部の町スレブレニツァが、敵対するムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力に侵攻される恐怖の中で、避難場所を求める2万人の市民が国連保護軍の施設に殺到する様子から始まる。その混乱の中、 国連保護軍の通訳として働くアイダが、家族を探し出し、ともに紛争を生き延びた夫と息子二人を守るため、あらゆる手を尽くそう と必死で奔走する一方で、国連施設のすぐ近くでボスニア人男性たちの処刑が始まったことを目撃する……。
アイダは家族を救うことができるのか? ドキュメンタリーのような迫真性とスリリングな展開で、ヨーロッパで実際に起きた戦後最悪のジェノサイド事件の真実と、アイダの運命が明かされる映画本編への期待高まる映像となっている。
家族を守ろうとした一人の女性の運命とは?
ボスニア紛争末期の1995年7月11日、ボスニア東部の町スレブレニツァがセルビア人勢力の侵攻によって陥落。避難場所を求める2万人の市民が、町の外れにある国連施設に殺到した。国連保護軍の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子を強引に施設内に招き入れるが、町を支配したムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力は、国連軍との合意を一方的に破り、避難民の“移送”と おぞましい処刑を開始する。愛する家族と同胞たちの命を守るため、アイダはあらゆる手を尽くそうと施設の内外を奔走するが――。
『アイダよ、何処へ?』は2021年9月17日より公開。
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