見せしめのために殺される…収容所の暴力性に身の毛がよだつ
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若者2人がアウシュヴィッツ収容所の凄惨な真実を告発する!!
第93回アカデミー賞国際長編映画賞のスロバキア代表作品となった『アウシュヴィッツ・レポート』。アウシュヴィッツ脱走者の報告書(レポート)が12万人の命を救ったという実話を基にした本作が、もうすぐ公開される。この度、目を覆うほどの衝撃的なメイキング映像が解禁となった。
・12万人を救った実話を映画化! 目を背けたくなる過酷な収容所の実態
1944年4月アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレートとヴァルターは、日々多くの人々が殺される過酷な収容所の実態を外部に伝えるため脱走を実行する。奇跡的に救出された2人は、アウシュヴィッツの信じられない実態を告白し、レポートにまとめた。果たして、彼らの訴えは世界に届き、ホロコーストを止めることができるのか。
脱走する2人は、『オフィーリア 奪われた王国』のノエル・ツツォルと新人のペテル・オンドレイチカが熱演。2人を救済する赤十字職員ウォレンを『ハムナプトラ』シリーズのジョン・ハナーが演じている。
解禁となったメイキング映像は、主人公のアルフレートがアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所で、脱走に失敗し見せしめのために首を括られた仲間に自身を重ねるという衝撃的なシーンだ。
脚本・監督をつとめたペテル・べブヤクはこのシーンについて、「実際に収容所で暮らし、自分たちが刻々と殺されるという事実と背中合わせに生活していた人々にとって、これは常にある恐怖でした。毎秒のことです。囚人たちを殺し、収容所の外に出して焼却炉に運ぶという決定が下されることがあり得たのです。けれどもまた、脱走が上手くいかなかったら起こり得たことへの恐怖でもあります。この恐怖は実際、囚人たちにとって深刻な問題だったのです」と、思いを語っている。
『アウシュヴィッツ・レポート』は7月30日より公開。
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