幼い娘を残し死にゆく妻…絶望の淵に立つ夫婦を救ったのは、親友の優しさだった

#Our Friend／アワー・フレンド #ガブリエラ・カウパースウェイト #ケイシー・アフレック #ジェイソン・シーゲル #ダコタ・ジョンソン #友情 2021.07.11

ケイシー・アフレックとダコタ・ジョンソンが共演

2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌大賞を受賞した珠玉のエッセーを映画化した『Our Friend／アワー・フレンド』。末期がんを宣告された妻と、妻の介護と子育てに疲弊していく夫。そして2人を支える親友との交流を描いた感動作だ。予告編では、穏やかな日常から一転、心身共にすり減っていく姿が映し出される。そして、そんな2人に手を差し伸べるのは……。

・ダコタが貴重な歌声を披露！うっとりするデュエット

希望を失いかける夫婦を演じたのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したケイシー・アフレックと、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の体当たり演技で話題を呼んだダコタ・ジョンソン。そして、彼らの支えとなる親友を、ジェイソン・シーゲルが演じている。監督は、水族館のシャチとショービジネスについて描いたドキュメンタリー映画『BLACKFISH』（原題）で英国アカデミー賞ノミネートを果たしたガブリエラ・カウパースウェイト。

原作は、マシュー・ティーグが自身の経験を綴ったエッセー「The Friend: Love Is Not a Big Enough Word」。2人の幼い娘を育てながら懸命に毎日を送っていたジャーナリストのマットと、妻で舞台女優のニコル。だが、ある日突然告げられたニコルへの末期がん宣告で生活が一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担がマットに重くのしかかる中、遠い地から車を飛ばし、親友デインが2人のもとを訪れる。一家を支えるために……。2年にも及ぶ闘病生活、3人の思いと苦悩が交差する中で彼らが見つけた希望とは？

予告編では、ニコルが余命宣告を受けた時からそれぞれの生活は一変するも、3人の変わらない関係が映し出される。マットとニコルのそばに居続け、存在感が光るデインの姿が印象的だ。ニコラは「（マットとデインは）夫婦かと思うくらい仲がいいの」と話し、子どもたちは、時に父親以上に一緒の時間を過ごすデインに親愛の情に満ちた笑顔を向ける。突飛でユーモア溢れるニコルの（死ぬまでにしたいことを書き留める）バケットリストを前にマットとデインは顔を見合わせ、頭を悩ませるシーンも……。そんなかけがえのない日々が自然豊かなアラバマ州・フェアホープの街並みと共に映し出され、心を震わせる。

『Our Friend／アワー・フレンド』は10月15日より公開される。