いまこそ見直したい！ 三浦春馬が宮城県を舞台に優柔不断な独身男を演じ、時を超えた絆を描く
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三浦春馬、多部未華子のほか、恒松祐里や萩原利久の姿も
宮城県仙台を舞台に、三浦春馬と多部未華子が共演した映画『アイネクライネナハトムジーク』（19年）が、配信を開始した。
・『映画 太陽の子』柳楽優弥×有村架純インタビュー 三浦春馬との共演について語る
三浦演じる主人公の佐藤は、好青年ながら優柔不断で、運命的な出会いを待つだけの独身男。学生時代の友人で、当時のマドンナを射止めて温かな家庭を築いている織田からはいつも鋭いツッコミを受け続ける日々を送っていた。
そんな佐藤は、ある日、街頭アンケートの仕事を押しつけられ、歩道橋の上で歌うストリートミュージシャンの歌を聴いていると、偶然隣を通りがかった女性がアンケートに答えてくれることに。佐藤は、その紗季（多部）という女性と運命的な出会いを果たす。
物語はやがて、2人を軸に、友人の織田とその妻の由美、由美の友人の美奈子、美容師として働く美奈子の常連客の香澄、香澄の弟……と、意外な伏線で結びついた人々の群像劇へと展開していく。
さらに舞台は10年後へ。そこでは、成長した織田の娘の美緒とクラスメイトの久留米らの世代も巻き込んで拡がっていく──。
大切な人との出会いを糧に、不器用ながらも懸命に生きていく登場人物たちの物語は、人との出会いとつながりが希薄なりつつあるいまこそ心に響くはず。
キャストも、三浦と多部に加え、織田役の矢本悠馬、美奈子役の貫地谷しほりといった日本を代表する俳優に加え、いまや『全裸監督』『おかえりモネ』で活躍の恒松祐里、『Bittersand』など映画出演が続く萩原利久といった新進気鋭の若手が勢揃いしているのも見逃せない。
伊坂幸太郎×斉藤和義
本作品は、シンガーソングライター斉藤和義からの依頼で、ベストセラー作家の伊坂幸太郎が初めて書き下ろした恋愛短編集『アイネクライネナハトムジーク』の映画化。監督は、今泉力哉。
仙台駅前で街頭アンケートを集めていた会社員の佐藤（三浦）は、ふとしたきっかけでアンケートに応えてくれた女性・紗季（多部）と出会い、付き合うようになる。そんな2人を中心に、美人の同級生・由美（森絵梨佳）と結婚し幸せな家庭を築いている佐藤の親友・織田一真（矢本）や、妻子に逃げられて途方に暮れる佐藤の上司・藤間（原田泰造）、由美の友人で声しか知らない男に恋する美容師の美奈子（貫地谷）など周囲の人々を交えながら、不器用でも愛すべき人々のめぐり合いの連鎖を10年の歳月にわたって描き出す。
映画を盛り上げる主題歌は、斉藤和義「小さな夜」。劇中、斉藤によく似た風貌でこだまたいちが演じる「斉藤さん」というストリートミュージシャンは、物語の重要なキーにもなっている。
『アイネクライネナハトムジーク』は、ｄTVで動画配信中。
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