世界のSF作品に影響を与えた押井守『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が4Kリマスター&IMAX化
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『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が待望の4Kリマスター&IMAX化
士郎正宗の原作コミックを1995年に映画化した押井守監督、Production I.G制作の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が、4Kリマスター&IMAX化されて9月17日より劇場公開される。また、10月1日からは4Kリマスターの通常上映も始まる。そしてこのたび、TOHOシネマズ日比谷で9月18日10:00回の上映後に、押井監督と若林和弘音響監督が登壇して舞台挨拶が行われることがわかった。IMAXの入場者プレゼントとして、IMAXビジュアルを使用したポストカードも配布される。
・押井守と森本晃司がタッグを組んだ短編アニメ『CONNECTED…」誕生!
IMAX上映とは、映像、音響のみならず劇場の設計までもがIMAX社が特許を持つ独自の映像処理技術と劇場構造の規定に則っていることが必要となる。近年ではクリストファー・ノーランが、『ダークナイト』の冒頭シーンなどに使用したのに始まり、『ダンケルク』『テネット TENET』でも活用されたほか、10月15日公開のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による『DUNE/デューン 砂の惑星』がFilmed For IMAX作品として話題となっている。
人間の本質を問う普遍的なテーマ、緻密な映像と音響設計が後世の教科書に
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の舞台は、電脳化とサイボーグ化が進んだ西暦2029年。情報化の進展と同調するように、より高度に凶悪化していく犯罪に対抗するため、精鋭サイボーグたちによる特殊部隊・公安9課、通称“攻殻機動隊”が設立された。隊長である全身義体のサイボーグ・草薙素子は、国際的に指名手配された正体不明のハッカー“人形使い”を巡る捜査に乗り出す──。
この作品は、95年の公開以来、ビルボード誌の全米セルビデオチャート第1位を獲得するなど全世界で大ヒットを記録。緻密な映像で表現された魅力的なヒロインや躍動するアクション、人間の本質を問う普遍的なテーマは、『アバター』『マトリックス』などにも影響を与えたとされる。また、続編『イノセンス』(04年)は、PS3とBlu-rayディスクの登場と相まってホームシアターのリファレンスディスクとなった。
今回の4Kリマスターにより、35mmフィルムから描線のタッチや背景の細部、暗いシーンでの色彩表現が浮き彫りになることが期待できる。
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