大胆なタトゥーも彼女の個性の一つ!
【アジアンビューティー】元ヘアメイクの美容ライターが、気になる次世代トレンドスポット“アジア”のファッションリーダーを独断でピックアップ! メイクやファッションに注目して解説していきます。
今回は、スタイリストでありながらドルチェ&ガッバーナのランウェイに登場したりシャネルのポッドキャストに登場したりとモデル顔負けの活躍を見せる、中国のフィル・シャオ・バイをピックアップ。インスタでは17万人越えのフォロワーを持つ、中国きってのファッションアイコンです。
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ヴィヴィッドなイエローのタンクトップから覗くカラフルなタトゥー。胸元をはじめ両腕両足など全身に施したタトゥーは、彼女のトレードマーク。透けるような白い肌と、イエロー×ブルーの配色がなんとも爽やかな1枚です(トップ画像)。こちらのコーディネートでは、タンクトップ、バッグ、靴などをすべてジミー・チュウで統一。ウォータースネークレザー素材のミニバッグは、レザーストラップ、パースペックス(透明のアクリル樹脂)チェーン、ハンドルがついて、2種類のショルダーストラップとハンドバッグの3wayが楽しめる仕様。
フェラガモでまとめた全身黒のシックな装い
こちらは、全身をシックに黒でまとめた秋冬モードな1枚。ウェアから小物までフェラガモでコーディネート。足元の印象的なミュールは、1947年にサルヴァトーレ・フェラガモが制作した透明なウェッジヒール「Fウェッジ」を現代のセンスでリアレンジした「Fヒール」。そしてバッグのモチーフは、リボンモチーフがトレードマークのフェラガモのシューズライン「Viva」にインスパイアされたものです。
さらに言うと、「Viva」のルーツとなっているのは「フェラガモと言えばコレ!」のリボンモチーフで知られる定番シューズ「ヴァラ」。FウェッジからFヒールを、ヴァラからVivaを、という風に現代風に再解釈したアイテムが目白押しのフェラガモに、ファッショニスタも注目している様子!
カラフルなラインやマスカラは、ピンポイントでプラスするのが◎
数年前からカラフルなマスカラやアイライナーが登場し始め、「囲んで強調する」よりは「色のアクセントで遊ぶ」といったアイメイクが注目されるようになりました。カラーライナーやカラーマスカラといった色で遊ぶアイテムは、他のパーツのメイクを控えめにしてピンポイントで使うのが効果的。あれもこれもと盛りすぎると、抜け感重視の今時メイクの空気感とは少しズレてしまいそうです。こちらのショットも、マスカラもリップもかなり控えめにしたことでカラーライナーの存在感が引き立っているのは一目瞭然ですね。
モデル顔負けのルックスと感度の高いファッションセンスを持つ彼女の元には、世界中のハイブランドから様々なオファーがひっきりなしに届いている様子。現在のキャリアのスタートは、中国ストリートスタイルのコンペティションで優勝したことだそう。「ルールを設けないことがルール」と語る彼女の自由奔放なファッションは、これからも多くの人の注目を集めそうです。(文:羽野ハノン/ライター)
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