有村架純主演の新作映画『前科者』に、森田剛が出演することが明らかになった。11月1日にジャニーズ事務所からの退所およびV6解散後、初めての映画出演となる。
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森田剛「勝負をしてみたい」退所後初の映画出演で奮起
本作は、「ビッグコミックオリジナル」で2018年1月から連載が始まった同名漫画(原作・香川まさひと、作画・月島冬二)を原作とする社会派ヒューマンドラマ。罪を犯した「前科者」たちの更生・社会復帰を目指し、彼・彼女らと向き合い奮闘していく保護司・阿川佳代(有村)の姿を描く。
森田が演じるのは、職場のいじめが原因で同僚を殺めてしまった男・工藤誠。工藤は出所後、有村演じる佳代の元で更生し社会復帰へ近づくが、ある日姿を消して再び警察に追われる身となる。
6年ぶりに映画出演を果たす森田は「本作の脚本を読ませていただいた時に、自分に何かできるのではないかと直感的に惹かれました。今回演じた工藤誠を始め、何らかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘が無い脚本だと思いましたし、1人でも嘘があると成立しないとも思いました。少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました」とコメント。
続けて「役作りにおいては事前に岸監督とお話する機会があり、疑問に思ったことも色々と話し合うことができました。岸善幸監督は、役者をすごく信用している方で、自由にやっていいと任せていただけたので、それに応えたいなという気持ちで現場に集中できました。有村架純さんとの共演シーンは、台本にない部分で気持ちがつながった演技ができました。自分の中でも大切にしていたシーンだったので、集中して出し切れたなと思っています。人は1人では生きていけないという、人との関わりを感じる作品になりました」と語っている。
本作に森田を起用した理由について、WOWOW加茂義隆プロデューサーは「俳優・森田剛の魅力に取り憑かれ、いつか一緒に作品を作りたいと長く強く思い続けていました。本作の企画中に観劇した舞台『FORTUNE』に心打たれ、工藤誠役は森田剛しかいないと確信しました。有村架純、森田剛が演じる希望を持ちながら懸命に生きる人間模様。岸善幸監督渾身の一作をぜひ劇場でご覧ください」とアピールしている。
森田の演技について岸監督は「この映画にとって、罪を犯してしまった人間の存在感がとても重要だと考えていました。森田さんの設計する誠は気弱で優しく、常に罪悪感を背負っていました。それは本作品にとって大きな力となりました」とコメント。
森田の出演発表にあわせて、劇場版の第1弾ビジュアルも解禁。保護司と前科者、過去と未来を対比するキャッチコビーが印象的な内容となっている。
本作は、劇場公開に先がけ、今秋にWOWOWでドラマの放送・配信を予定。新人保護司の阿川佳代が前科者たちと向き合い成長する様を描く。劇場版は、佳代が保護司として凶悪犯罪やままならぬ現実に立ち向かう姿が描かれており、原作にはない完全オリジナルストーリーを展開する。
『前科者』は、WOWOWにて2021年11月に連続ドラマを放送・配信。2022年1月に映画を公開。
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