主人公はリアルな演技を追求するあまり、自らすすんでドッキリに…『スパイラル:ソウ オールリセット』
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クリス・ロックは製作総指揮なのに、ドッキリのネタ知らず
スリラー映画『ソウ(SAW)』シリーズの精神を受け継ぎつつも、完全にリセットして臨む新シリーズ『スパイラル:ソウ オールリセット』が、9月10日より全国で公開中だ。このたび、監督、脚本、主演&製作総指揮メンバーが核心を明かすインタビュー映像が公開された。
・電車に轢かれるか、舌を引きちぎって逃げるか…究極の選択迫る”微笑むブタ”に追い詰められる!
インタビュー映像は、ダーレン・リン・バウズマン監督が登場し、本作品の醍醐味であるトラップシーンを紐解いていくところからスタートする。
「まず最初に行ったのは、撮影する場所を探すことだった。候補地を検討しながら“この場所は猟奇犯が手を加える余白があるか”ということを中心に考えた。ジグソウとは違い、今回の犯人はゼロから始めるのではなく、あらゆるものを改造してトラップを作るんだ。そこで、ぼくたちは使えそうな機械をいくつか見つけてきて、それに手を加えていった」
続く本編シーンでは、そうしたトラップが映し出される。瓶を使った仕掛けや、水攻め……『ソウ』フリークもざわつくオマージュ的トラップが本作品でも散りばめられていることがわかる。
次に脚本家ジョシュ・ストールバーグが現れ、制作者として必要な技術を明かしていく。
「脚本家としては、自分からいいアイデアを提案したいと思うところだけど、結局はチームワークが大切だということに気づく。作品を制作するうえで、すごく特別ですごく楽しい工程なんだよね」
ジョシュの発言について、主演&製作総指揮のクリス・ロックが説明を補足する。
「ぼくは自分のセリフについて色々アイデアを出したんだ。刑事たちとのやりとりも。でも絶対にトラップの制作には関わらないようにしていた。少しでも情報が入りそうになったら徹底的に拒否していたよ。視界にも入れないようにしていた。自分の撮影のときになって初めてトラップと対峙したかったんだ。この意味分かるよね? 制作スタッフはみんなどうすればいいかちゃんと知っている。何ていうか……巧みに人を殺す方法を分かっているんだ」
製作総指揮でありながら、主人公としてリアルな演技を追求するあまり、毎回自らすすんでドッキリにハマったという訳だ。
猟奇犯の被害者は全員警察官!
本作品は、低予算で制作されながら、2004年の誕生以来17年間でシリーズ累計10億ドルを突破した超人気スリラー『ソウ』シリーズを知り尽くし、愛し続けた者たちによって生み出された、『ソウ』とは全く新しい猟奇犯を主人公とする“命の選択”ゲームを描く。
監督を務めるのは、ダーレンは、ジェームズ・ワン監督とリー・ワネル脚本/主演で創造した『ソウ』の世界観を拡張し、『ソウ2』、『ソウ3』、『ソウ4』の監督を務めシリーズ化した立役者だ。
製作総指揮で主演のクリスは、アカデミー賞授賞式の司会を2度務め、コメディアン・俳優・プロデューサーなどマルチな活躍を見せる彼は、かねてから“ソウフリーク”として知られていた。
そんな彼のもとに届いた“スパイラル(渦巻き)”をキーワードにした謎のゲームに、マックス・ミンゲラ、マリソル・ニコルズ、サミュエル・L・ジャクソンらが挑む。
本作品のターゲットは全て、警察官だ。不気味な渦巻模様と青い箱が、捜査にあたるジークと相棒ウィリアムを挑発する。やがて、伝説的刑事でありジークの父・マーカスまでもが姿を消し、追い詰められていくジーク。犯人を追えば追うほどゲームは過激さを増し、戦慄のクライマックスが待ち受ける……。
『スパイラル:ソウ オールリセット』は全国で公開中。
インタビュー映像
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