生身の人間が“美術品”としてオークションにかけられる! 天国から地獄へ転落する男の顛末
#アカデミー賞#ヴェネチア国際映画祭#カウテール・ベン・ハニア#ケーン・デ・ボーウ#モニカ・ベルッチ#ヤヤ・マヘイニ#東京国際映画祭#皮膚を売った男#難民
生きたまま美術品の仲間入り! ゾッとする場面写真が公開
昨年20年ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で男優賞を受賞、東京国際映画祭でも正式出品され、第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた話題作『皮膚を売った男』が、11月12日に公開される。このたび、背中にアートを刻んだ男の天国から地獄までを捉えた名シーンを切り取った場面写真の数々が公開された。
・「私があげよう。自由に飛べる絨毯を」…大金と引き換えに自分の“背中”を売った難民の末路
公開されたのは、芸術家といわば“悪魔の取引”をして、自らの背中一面にタトゥーを入れることと引き換えに、念願の“自由”を手に入れた男・サムの生き様を映し出すショットばかり。
不幸に転落する前、幸せそうな面持ちの主人公サムとその恋人アビール。しかし、“悪魔”と契約を果たし、アート作品と化したサムの撮影シーンでは、エージェント・ソラヤ(モニカ・ベルッチ)やジェフリー(ケーン・デ・ボーウ)との気乗りしない様子が捉えられている。
さらに、他の美術作品と同様、美術館に展示されることとなったサムが、豪華絢爛な美術品に囲まれる様子や、生身の人間がオークションにかけられる様子も!
それぞれのシーンで、サムは一体どんな気持ちでいたのか、想像しながら見て欲しい。
“自由”を得るために自身がアート作品となった男の運命は?
本作品は、自身がアート作品となることで高額の報酬を手に入れることとなった1人の男の物語。
サムは、当局の監視下にあり国外へ出られなくなってしまう。海外で離れ離れになった恋人に会うため出国したいと考えていた彼は、偶然出会った芸術家からある提案を受ける。それは、背中にタトゥーをして”アート作品”となることだった。芸術品となれば大金を得ることができ、展覧会の度に海外にも行けると考えた彼はオファーを受けたが、次第に精神的に追い詰められてゆく。高額で取引されるサムを待ち受ける運命とは……?
サムに扮するのは、第77回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門で男優賞を受賞した主演のヤヤ・マヘイニ。そのほか、『Uボート:235 潜水艦強奪作戦』のケーン・デ・ボーウが芸術家のジェフリーを演じるほか、『マレーナ』や再構築されての公開が決まっている『アレックス』のモニカ・ベルッチらが脇を固める。監督は、カウテール・ベン・ハニア。
『皮膚を売った男』は、11月12日(イイ皮膚)に全国公開される。
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