【アジアンビューティー】元ヘアメイクの美容ライターが、気になる次世代トレンドスポット“アジア”のファッションリーダーを独断でピックアップ!メイクやファッションについて解説します。
今回ピックアップしたのは、インドネシアのミュージシャンでありファッションアイコンとして雑誌やブランドのアパレルカタログにも登場するシヴィア。失礼だけれど、ものすごくスレンダーなわけでも絶世の美女というわけでもないのに、なんだかカッコいい! そんなインスタのフォロワー120万人超えの彼女にフォーカスしてみました。
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フレンチネイルのカラーリングにも個性がキラリ
意志の強そうな眉と鋭いまなざしが印象的な、車のバックミラー越しに撮影された1枚。この存在感のある目元が、シヴィアの大きな魅力の一つ。ムスリムの女性が身に着けるヒジャブで髪が覆われているので、余計に澄んだ瞳とキリリとした眉が引き立っているかのよう。彼女の存在自体がエッジーで、ただその場に立つだけで独特の雰囲気をかもし出してしまう独特な空気感。それが彼女をファッションアイコンに押し上げたのかもしれません。アートネイルのパターンとしては定番のフレンチネイルですが、ライトブルー×ブラウンという個性的な配色も彼女らしくて素敵です。
インドネシア版ELLEで、男装の麗人ディートリッヒ風に
トップ画像は、ファッション誌『ELLE』のインドネシア版に登場したシヴィア。モノクロ映画のような世界観で撮影された、モード感漂うクールな1枚。この写真のシヴィアは、1930年代に「男装の麗人」として一世を風靡したドイツの女優、マレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせます。スーツ×ネクタイにあえてセクシーなフィッシュネットのタイツとハイヒールを合わせた心憎いコーディネートも◎!
この写真のような陰影を強調した照明は、俗に「レンブラント照明」と呼ばれるもの。 17世紀のオランダの画家「レンブラント」の人物画の画風に由来しています。まさにディートリッヒが活躍していた1930年代頃の映画では、俳優の彫りを深く見せるべくこの手の照明が主流でした。背後に夕日があるのに顔には斜め45度上から光が当たっている、といった不思議な現象もザラだったようです。
GUCCIでスポーティーにキメた1枚
鮮やかなスエット×ライン入りジャージ×ハイカットのバスケットシューズがストリートな雰囲気を醸す1枚。全身をGUCCIでコーディネートしたファッションスナップで、さまざまなGUCCIのルックがチェックできるインスタアカウント「#gucciouverture」にも掲載されているショット。シヴィアは、このルックで『ELLE Indonesia TV』のGUCCIとのコラボレーションムービーにも出演しています。動画ではこのほかにも様々なGUCCIのルックを披露しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。(https://www.instagram.com/p/CQdnm1NnziG/)
ミュージシャン/シンガーとしての彼女は、ソウルフルでメロウな歌声が魅力。自身のYouTubeでは、多くの音楽動画を配信しています。1997年生まれの若干24歳ですが、既に大物の貫録を漂わせている彼女の今後の活躍が楽しみです。(文:羽野ハノン/ライター)
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