「その水を飲むのは、タイヤを食べるのと同じ」…デュポン社によるテフロン汚染を暴いた弁護士の物語
#アン・ハサウェイ#ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男#テフロン#デュポン#トッド・ヘインズ#マーク・ラファロ#公害#環境問題
マーク・ラファロが自ら製作・主演し、衝撃の実話を映画化
トッド・ヘインズ監督、マーク・ラファロ、アン・ハサウェイら実力派キャストの揃う実話に基づく物語『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』が、12月17日に公開される。このたび、巨大企業に立ち向かう弁護士の姿を描く予告編が公開された。
今回公開された予告編は、“これはあなたにも起こりうる物語”というナレーションとともに、マーク演じる弁護士ロブ・ビロットが、巨大企業デュポン社を相手に戦いを挑む姿を映し出す。
ロブを訪ねてきた農場主は、巨大企業が隠し続けてきた水質汚染の実態を生々しく記録したビデオテープを持ち込んできた。
ロブは企業側の弁護士だが、そのビデオを確認すると、ウェストバージニア州へ。そこで確認した事実に驚愕する。
「汚染された水を飲んだら?」と問うと、「タイヤを食べるのと同じだ」という衝撃的な回答。
事の重大さに気づいたロブは、無謀にも、巨大企業デュポン社を訴えることを決意。
さらに、調査の中で明らかになっていくのは、従業員の間で起こる“テフロン風邪”と呼ばれる原因不明の体調不良や、立て続けに生まれる顔面奇形の子ども……。
汚染した上に、住民を欺すとは、と憤るものの、科学者も政府も丸め込まれている現実。それでも徹底的な真相究明に邁進するロブだったが、突然痙攣して倒れる姿も。
「彼は負けない」と力強く答える妻役のアン・ハサウェイの姿や、「奴らは人としてやってはいけないことをした。許してはならん!」と声を荒げるティム・ロビンスなど、周囲の応援を糧に、デュポン社の裏をかく作戦に。
「みんなの未来を守りたい」というロブの不屈の信念は、果たして巨大企業を蝕む“病魔”を一掃できるのだろうか?
企業弁護士としての立場を省みず、巨大企業に戦いを挑む!
本作品は、環境活動家でもある実力派俳優マーク・ラファロが自ら製作・主演を務め、米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐる実話を映画化したもの。
1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットは、ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントから調査依頼を受ける。それによれば、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって彼の土地が汚され、190頭もの牛が病死したというのだ。
さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポン社は発ガン性有害物質を、危険性について認識しながら40年もの間隠蔽、大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。
やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし、強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった……。
『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は、12月17日より全国公開される。
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