性加害で収監中のハーヴェイ・ワインスタインの悪人ぶり暴露
イライジャ・ウッドが、主演作『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場したオークの1人がハーヴェイ・ワインスタインをモデルにデザインされたことを明かした。
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オークは、映画の原作である「指輪物語」などに登場する中つ国に住む人間に似た生物。ウッドは、ダックス・シェパードのポッドキャスト「Armchair Podcast」にゲスト出演した際、ニュージーランドでの撮影を振り返り、撮影現場に用意されたオークのマスクの数々を見た時のことを語った。
「はっきり覚えているけど、オークのマスクの1つがハーヴェイ・ワインスタインに似せてデザインされていた。クソッタレ!という意味を込めた感じでね」「今ならこの話をしてもいいと思う。彼は投獄されているんだから」
マスクの造形について、実は背景がある。『ロード・オブ・ザ・リング』は当初、当時ワインスタインが経営していた映画会社「ミラマックス」で企画がスタートした。同社がJ.R.R.トールキンの原作の映画化権を所有し、ワインスタインはピーター・ジャクソン監督に対して、三部作ではなく1本か2本にまとめるように要請。ジャクソン監督は拒否し、両者の関係は悪化。ワインスタインは、ジャクソン監督の代わりにクエンティン・タランティーノ監督やジョン・マッデン監督(『恋に落ちたシェイクスピア』)を起用すると脅したこともあったという。
最終的にジャクソン監督は別のスタジオへの売り込みを許され、ニューライン・シネマで製作が実現した。
ウッドは「ピーターが売り込み用に作ったビデオは素晴らしかった。いろいろな場所に持って行ったけど、ほとんどの人が複数の作品を作ることに抵抗を感じていた。よく言われた意見は『まず1本目がどうかを見て、それから残りの資金を投入するべきだ』というものだった」と語る。
最終的に三部作は29億9100万ドルの興行収入を記録し、映画史に残る人気シリーズとなった。
『ロード・オブ・ザ・リング』で共演したドミニク・モナハンとビリー・ボイドのポッドキャスト「The Friendship Opinion」に、ウッドが演じたフロドの相棒を演じたショーン・アスティンが出演した時にこの話になり、今回ウッドが改めて話題にした。
この件について、ジャクソン監督もニューライン・シネマも「Entertainment Weekly」のコメント依頼に応じていない。
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