ダニエル・クレイグがハリウッドの殿堂入り
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全米公開を翌々日に控えた7日(現地時間)、主演のダニエル・クレイグがハリウッドの“ウォーク・オブ・フェイム(※)”入りを果たし、彼の名前を記した星形プレートお披露目のセレモニーが行われた。
※ハリウッドで活躍した人物の名前が刻まれた星形のプレートが埋め込まれた歩道。
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セレモニーにはクレイグのほかに『007』シリーズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で悪役サフィンを演じたラミ・マレックが出席した。
ペールブルーのダブルのスーツ姿のクレイグはプロデューサー2人に「心の底から感謝します。あなた方なしに私は今日ここにはいません」と語りかけ、マレックにも「ラミ、ありがとう。美しい、美しい言葉を」と。先に祝辞スピーチをしたマレックに感謝を述べた。
「性格だから」と前置きして、短く簡潔に感謝の弁を登ると、「自分がこんなことを言っているのを聞くとは思ってもみませんでしたが、ハリウッドで踏まれ続けることを本当に光栄に思っています」と、星形プレートがハリウッド・ブルヴァードの鋪道に設置され、その上を歩行者が行き交うことを、ジョークを混じえながら冗談を付け加えて語ってみせた。
クレイグのプレートは、3代目のジェームズ・ボンド俳優で『007/死ぬのは奴らだ』『007/美しき獲物』などに主演したロジャー・ムーアのプレートの隣に設置された。
クレイグは「もし幸せの尺度が一緒にいる仲間で決まるとしたら、この舗道でレジェンドの皆さんに囲まれている私は、とてもとても、とても幸せな男です。ありがとうございます」とスピーチした。
マレックは祝辞で「私たち全員が、彼が素晴らしい俳優であること、献身的で、片手を背後で縛り、もう一方の手でネグローニ(カクテル)を掴んでいるような状態でスタントをすべて自分でこなすことができるのを知っています。しかし、彼は自分の技術にこだわるだけでなく、周囲の人々への共感も大切にしています」「彼は、信じられないほどの才能と責任感、そして信じられないほどの暖かさと周囲の人々が必要としているものに対する鋭い認識という、潜在的に相反する2つのものを同時に持つ能力を持っているのです」とクレイグを絶賛した。
ロサンゼルスはほとんどの屋内施設を利用する際にはワクチン接種済み証明書の提示を求める、全米で最も厳しい条例が可決されたばかりだが、この日のイベントにも反ワクチン派のデモ隊も参加し、抗議活動を繰り広げた。
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