俳優の赤楚衛二と坂口健太郎が、2シーズンで構成される新作の連続ドラマ『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』にて、各シーズンの主演を務めることが分かった。
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他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇描く
本作は、WEB・アプリで人気を博して話題を呼んだ漫画「ヒル」「ヒル・ツー」を原作とする社会派復讐サスペンス。他人になりすましをされた⻘年・四宮勇気が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに果敢に立ち向かっていく。その他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く。
シーズン1(全6話)で主演に抜擢された赤楚は、7月期に放送されたドラマ『彼女はキレイだった』や10月に放送がスタートした『SUPER RICH』、8月に公開された映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』など、注目作品に出演が立て続いている注目の若手俳優。そんな彼が今作で演じるのは、他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われる勇気役。警察から逃れる中、知り合った仲間と共に、ヒルから自分の身分を取り返そうと紛争する。
シーズン2(全6話)の主演は、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』、10月スタートの『婚姻届けに判を捺しただけですが』など数々の作品で実力を発揮する坂口が務める。坂口演じるカラは、ユウキになりすました男にヒルとしての生き方を教え、また掟を破る者を罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル。過去に母親的存在のヒルを仮面をつけた男に殺害されており、その男に復讐することを心に誓って生きている。ヒルと呼ばれる者たちが次々と殺される謎の事件が発生。その死の謎を追う警察とヒルたちとの駆け引きが繰り広げられる。
赤楚は出演にあたって「原作、台本を読ませていただき、もしかしたら自分の身近にもあるのではないか? と思わせられるようなお話しで、ヒルの生態や法律が、社会のルールに通用しない中での、それぞれのキャラクターたちの人間模様に引き込まれました。僕が演じさせて頂く、四宮勇気は父親が殺人犯で、普通の生活に羨望心を抱きながらも俗世を絶っている人。そんな彼が四宮勇気という名前を奪われ、ヒルの世界に巻き込まれていくのですが、撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした。日常に潜む陰鬱(いんうつ)としたヒルの世界に浸かってください」とコメント。
一方、坂口は「ユウキを軸にしたシーズン1があり、シーズン2で、まだ朧(おぼろ)げな存在のカラという役をどう表現していくかということを一番に考えました。カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、皆さんに何か伝われば嬉しいなと思います」と意気込んでいる。
ヒルたちはなぜ誕生したのか。なぜ彼らは社会から脱落してしまったのか。新時代のアウトローサスペンスに注目だ。
『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』は2022年3月より放送・配信スタート。
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