二度ない人生をどう生きる!? 楽園荘を舞台に人々の絆を描く
今回は、2021年11月9日からBS12で放送の『魔女たちの楽園~二度なき人生~』をご紹介しよう。ワケありな事情を抱えた、超個性的な宿泊客たちが集う「楽園荘」を舞台にしたヒューマンラブストーリーに期待したい。
・同居の彼は999歳の九尾の狐! 相合傘に胸キュンもどこか切ないラブコメディ
子どもを身ごもる主人公・バクハ(パク・セワン)は、とある事故により最愛の夫を亡くしてしまい、失意の底にいた。夫の死の真相を探るため、夫の勤め先であったクソングループに乗り込むバクハだったが、会長のワンサムに会わせてもらえずに追い出されてしまう。そんな中、道端で急に産気づいてしまったバクハは、近くにあった「楽園荘」の宿泊客に助けられ……。
幸せから不幸のどん底へ……。ヒロインが出会った「楽園荘」の面々とは!?
まず何より言いたいのが、この主人公・バクハがあまりに可哀そうでならないということだ。冒頭から喪服姿で登場したかと思えば、結婚してすぐに夫を亡くすという重たいシーンからスタートし、感情移入せずにはいられないのだ。バクハ思いの夫が、ある裏事情により亡くなってしまうのも無念でならない。
そんな暗いシーンと対照的なのが、「楽園荘」に連泊するプンギ(オ・ジホ)とウンジ(イェ・ジウォン)コンビである。何故だか互いを部屋番号で呼び合う彼らは、「楽園荘」が長期滞在を条件としているのを良いことに、実家のように「楽園荘」に宿泊もとい住み着いているのだ。女将のマンレ(ユン・ヨジョン)にいい加減呆れられながらも、マンレの実の子供かのような顔で他の宿泊客に先輩風を吹かせており、その開き直り具合がもはや清々しくも感じられる。
その他の宿泊客もワケありな面々ばかりなのだが、バクハが産気づこうものなら、てんやわんやになりながらも助けてくれる心優しきメンバーである。バクハを背負おうと背中を差し出すプンギを全員で華麗にスルーしたりと、仲が良いようなそうでもないような感じが微笑ましくもあるのだ(笑)。間間のこうしたギャグが本作の魅力であることは言うまでもない。
新たなラブストーリーの予感にも目が離せない!
そして忘れてはならない、バクハの夫が務めていたクソングループの一同。ワンサム会長の孫で戦略本部長のへジュン(クァク・ドンヨン)は、会社に乗り込んだバクハにあらぬ誤解を抱いているが、果たして今後彼が、どのようにバクハと関わっていくのか見どころである。夫を失ったバクハに笑顔は戻るのか? そして「楽園荘」の宿泊客たちの運命やいかに……? 続きはドラマでご確認いただきたい。(文:斎藤好花/ライター)
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