『いかレスラー』『日本以外全部沈没』などで知られる奇才・河崎実監督の最新作『地球防衛ガールズ P9』。この映画の囲み取材と完成披露舞台挨拶が11月15日にオーディトリウム渋谷で行われた。
・[動画]『地球防衛ガールズ P9』囲み取材と完成披露舞台挨拶
・『地球防衛ガールズ P9』囲み取材と完成披露舞台挨拶、その他の写真
同作は河崎監督のデビュー作である『地球防衛少女イコちゃん』の21世紀バージョンを作ろうという構想のもとにスタート。怪獣や宇宙人はまったく現れず、平和になったがために予算を縮小され小規模となった地球防衛軍。そのなかの特殊精鋭部隊P9(パラノーマル9)に所属する9名の女性隊員たちの戦いの記録を描いた作品だ。
最初に行われた囲み取材には、河崎監督とP9のメンバーを演じた片山陽加(AKB48)、野呂佳代(SDN48)、浅倉結希、小桃音まい、伊倉愛美、高城樹衣、山本麻貴、阿衣華、巴奎依が登場。レーザー射撃の名手・水沢一美隊員を演じた野呂は「アクションシーンがあると思って、家で布団の上に寝転がって(アクションの)練習をしたりしたが、映画の撮影では銃を抜いても、抜いた後のシーンが出て来ない(笑)」とコメント。
超能力者の土浦真八役を演じた片山は、透視能力があるという設定で、劇中ESPカードを当てるシーンがあることを説明。その際に、監督から実際に当てられるかを試されたそうで、「何回かやったんですけど、全然当たらなくて。めくったときに当たったというシーンの撮影でも、全然違うカードだったことが(共演の)みんなには見えていた」と振り返り、共演者も思わず笑みをこぼしていた。
「日テレジェニック2010」にも選ばれ、アイドル好きとしても知られる浅倉は、共演者のなかで誰に萌えたかを聞かれ「『スカート、ひらり』の頃からAKBが好きだったので」と隣に座っている片山をプッシュ。すると、隣の隣に座っていた元AKB(現SDN)の野呂からは「私、どうしたらいいかわからない。『スカート、ひらり』の時代にAKBにいました」と真顔で突っ込まれていた。
その野呂は、全メンバーが2012年3月末に卒業することが発表されたSDNについて「今は卒業という1つの区切りに向け、自分たちがもっと輝けるように頑張っているところ。卒業した後も、ファンの人に応援してもらえるように頑張っているので見守ってほしい」と心境を吐露。
その後、行われた舞台挨拶には、古谷敏、星光子、沖田駿一、もっぷんも参加。『ウルトラマンA』で主役の1人・南夕子役を演じていた星は「P9ナンバー10の……、あっ、違った」とボケをかますお茶目な一面も披露。「一番嬉しかったことは山中隊員と40年ぶりに共演できたこと」と、『ウルトラマンA』で山中隊員役を演じていた沖田との共演について語った。
一方、本作の主題歌について河崎監督は「片山と野呂を除く7人で歌っている」と告知。AKB関連の2人は大人の事情で参加できなかったようで、代わって中心となっている小桃音は「2人がいないおかげで、小桃音まいがセンターを取ることができました」とアピール。登壇者や観客の笑いを誘っていた。
『地球防衛ガールズ P9』は11月26日よりシネクイント渋谷にて2週間限定レイトショー公開。その後、全国順次公開予定だ。
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