ブラックユーモア満載で若者たちも熱狂! 最高傑作のアンコール上映決定
“20世紀のベスト10映画”に入れる人も多い傑作『アンダーグラウンド』。日本では15年ぶりに劇場で再映されていたが、大反響のため、シアターN渋谷にて12月24日〜2012年1月20日の4週間にわたりアンコール上映されることが決定した。
『アンダーグラウンド』はサラエヴォ出身の鬼才エミール・クストリッツァ監督作が手掛けた作品。1995年に製作され、96年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールに輝いた。クストリッツァ監督の祖国ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(旧ユーゴスラヴィア)の悲劇的な歴史を背景に、レジスタンスの男が50年もの長きに渡って地下に仲間を潜伏させるという内容の群像劇だ。戦争、密造、暗殺、そして恋と裏切りがジプシーミュージックに彩られながらブラックユーモアと共に描かれ、一種独特の狂乱的なムードに満ちている。
現在ではDVD入手困難な本作。9月24日からシアターN渋谷で4週間限定で再上映されていたが、あまりの熱狂に11月25日まで9週間もロングラン。上映時間が3時間近くあるにもかかわらず、若者を中心に口コミで人気が広がり、リピーターもつめかけ、満席が続出する大盛況に。そして、さらなる上映延長のラブコールが殺到し、今回12月24日〜2012年1月20日まで4週間のアンコール上映が実現した。
次回はいつお目にかかれるかわからない映画史に残る傑作。ぜひこの機会にスクリーンで見てみては?
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